ホラーゲームとしては異色とも言える、キラーとサバイバーにわかれてプレイするDeadByDaylight、略してDbD。
DbDは推奨スペックが低めで、スペックに応じて自動調整してくれるので、ある程度の性能があるPCならプレイできます。
グラボなしのPCでも遊べる可能性はありますが、基本的にはゲーミングPCなどのゲーム用PCでプレイするゲームです。
変則的なPvPで非対称といわれるタイプなので、PCスペックがある程度ないと不利なゲーム展開になります。
DbDを快適にプレイするためには、少なくともグラボを搭載した、ミドルスペッククラスのゲーミングPCが必要です。
高い性能のPCは不要ですが、ミドルスペック以上のPCがないと文字通り「死に救済は無い」状態になります。
公式サイト:DbD
もくじ
DbDの必要動作&推奨スペックは?
DbDの公式が発表しているプレイに必要なPCの最低環境は、以下の通りです。
CPU | Intel Core i3-4170 / AMD FX-8120 |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 460 / AMD HD 6850 |
メモリ | 8GB |
HDD/SSD容量 | 25GB |
グラフィック設定を最低にする、画面比率を小さくするなどの条件が付きますが、DbDはさほど高いPCスペックを必要としません。
CPU依存のゲームなので、インテルの第4世代Core i3シリーズでプレイが可能です。
AMD製CPUの場合はBulldozer世代のクロックが3.1Ghz以上のFXシリーズでプレイできます。
第4世代Core iやBulldozer世代FXシリーズはCPU性能は良好ですが、2019年の今ではゲーム用としてギリギリのCPUです。
GPUは GeForce GTX 460または AMD HD 6850で、現在ではどちらもほぼ使える場面のないものです。
これらのGPUでDbDをプレイする場合は、画面比率を小さくしてグラフィック設定を低くする必要があります。
最低環境でDbDをプレイする場合は、発電機の修理中にPCの性能が追いつかず、フレームレートが落ちる現象が発生する可能性があります。
また、DbDにはPCの状態に合わせて画質を調整する機能があり、GPUのメモリが不足してくると画質を落とします。
この機能はDbDの設定以上に画質を落としてしまうので、プレイにも支障が出てきます。
最終的にはラグで操作ができなくなり、他のプレイヤーからはワープ移動しているように見えてしまうため、対戦終了後に暴言を吐かれる事もあります。
PCの性能不足で起きてしまうラグは、サバイバーでプレイする場合は致命的な問題です。
サバイバーはスキルチェックというタイミングよくボタンを押す操作がゲーム中に発生するため、ラグが起こればスキルチェックに失敗しやすくなります。
スキルチェックは失敗するとキラーに位置がバレてしまうので、状況次第でゲームの進行が絶望的になります。
キラーでプレイする場合も、ラグや画質の劣化が起きるとサバイバーの追跡が困難になります。
公式が公開しているDbDの最低環境は、基本的にプレイができるかもしれない程度の目安なので、快適なプレイは期待できません。
対戦ゲームであるDbDをプレイするには、快適にプレイできるPCを用意して初めて他のプレイヤーと対戦できる環境になります。
DbDの公式が発表している快適なプレイに必要なPCの推奨環境は、以下の通りです。
CPU | Intel Core i3-4170 / AMD FX-8300 |
GPU | NVIDIA GeForce 760 / AMD HD 8800 |
メモリ | 8GB |
HDD/SSD容量 | 25GB |
そこまで高いPCスペックは必要なく、CPUは最低環境とほぼ同じです。
ただ、現在の基準で見るとCore i3-4170やAMD FX-8300を選ぶ意味はありません。
DbDをプレイするPCのCPUを選ぶなら、インテル製なら第8世代、または第9世代のCore iシリーズが最適です。
AMD製CPUの場合は、Ryzenが選択肢になります。
高い性能のCPUは必要ありませんが、DbDの場合は対人ゲームなので、推奨環境よりも高いPC性能を持つPCでプレイしたほうが快適です。
また、DbDはアップデートが行われると不具合が起こる事が多く、PC性能が低いと影響を受けやすく、ゲーム進行に悪影響を及ぼすこともあります。
ゲームの中でもアップデート後の不具合が多いゲームなので、できればPCスペックには余裕をもたせておいたほうが安全です。
最高性能のPCは必要ありませんが、現行のCPU搭載した重めのゲームでも遊べるゲーミングPCがあったほうが、快適なプレイができます。
GPUの推奨はGeForce 760とAMD HD 8800で、この2つも今となっては使い所のない性能です。
現行品で言えば、GTX1050とほぼ変わらない性能を持っているGPUですが、3Dゲームをプレイするには力不足です。
DbDのプレイは可能ですが、プレイ中にラグやフレームレートの低下を起こす可能性があります。
現在では入手自体も中古品以外ほぼ無いので、現行品のGPUを購入したほうが快適なプレイができます。
DbDの快適プレイを叶えるPCスペックは?
DbDを快適にプレイするために必要なPCスペックの目安は、以下の通りです。
CPU | Intel Core i5-8600 / AMD Ryzen5 2600 |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1660Ti / AMD Radeon RX 590 |
メモリ | 16GB |
HDD/SSD容量 | 25GB |
快適にプレイするための目安は、画質中で画面サイズが1920×1080、フレームレートが60を維持できることを基準にしています。
あくまで目安ですが、上記のPCスペックであればDbDを快適にプレイすることが出来ます。
グラボは?
グラボはできるだけ性能の良いものを選んだほうがDbDの快適なプレイができます。
最低ラインを挙げるのなら、NVIDIA製であればGeForceGTX1660Ti、AMD製であればRadeon RX 590です。
GeForceGTX1660Tiは価格と性能のバランスが良く、GTX1060よりも性能が上ですが価格はほぼ同じです。
Radeon RX 590はGTX1060と同じような性能ですが、価格が安くなっています。
どちらを選ぶべきか悩んだのなら、GeForceGTX1660Tiがおすすめです。
RadeonはPCの知識に長けていれば良い性能を出せますが、性能はGeForceに及ばず、安定度もGeForceの方がはるかに上です。
予算に余裕があるのなら、GeForceRTX2070も選択肢になります。
高い性能をもっているグラボで、動作の重いゲームでも快適にプレイできる性能を持ちます。
価格は高めですが、価格と性能のバランスが良いので、コストパフォーマンスにも優れています。
更に上を目指したい、高画質で高いフレームレートを出したい場合は、GeForcRTX2080Tiも選択肢になります。
現行では最高性能のGPUで、美しい画面で、フレームレートも144が安定して出せます。
価格が高いのがネックですが、予算次第では選択肢にしても損はありません。
CPUは?
インテル製であれば第8世代のcore i5以上が選択肢になります。
目安ではi5-8600としていますが、第9世代のi5-9700や、上位のi7やi9でも問題ありません。
基本的に4桁の数字の先頭が8、または9から始まるCore iシリーズであればDbDを快適にプレイできます。
AMD製の場合は、Ryzen5 2600または7月7日に発売されるRyzen5 3600が選択肢になります。
予算に余裕があれば、より上位のRyzen7やRyzen9も良い選択です。
Core iシリーズとRyzenシリーズのどちらが良いかは、何を重視するかによります。
性能はCore iシリーズが高く、RyzenシリーズはCore iに比べると平均で2割ほど性能が落ちます。
そのかわり、RyzenシリーズはCore iシリーズに比べると最大で50%ほど安いので、コストパフォーマンスに優れます。
日本ではゲーム用ならCore iが良いとされていますが、海外ではRyzenがゲーム用として定番です。
どちらを選んでも、DbDを快適にプレイできる性能はあるので、予算に応じて決めてください。
メモリは?
メモリは8GBでも問題ありませんが、余裕があれば16GBに増やしておくとDbDのプレイが快適になります。
大きな影響はないので、後回しにしても問題ありません。
SSDは?
DbDの場合は、HDDでも十分に快適なプレイができます。
SSDがなくても問題ありませんが、SSDの価格が安くなっているので、予算に余裕があれば付けることをおすすめします。
容量は250GB以上で、規格はSATA,またはM.2どちらでも構いません。
価格はSATA接続のものが価格が安く、M.2接続のものはSATA接続のSSDよりも読み書きが早いのですが、価格は高めです。
M.2接続のものは、マザーボードが対応している必要があるので、よく確認してください。
DbDはグラボなし、低スペックPCで操作できる?
DbDは一部のCPUに搭載されている内蔵GPUでのプレイができる可能性があります。
グラボなしでのプレイをしようと思えば可能ですが、おすすめはできません。
内蔵GPUはゲーム用途に向いておらず、例えDbDをプレイできる性能でもゲームの様に重い処理を行うのに向いていません。
PCゲームは基本的に、グラボがあるPCでのプレイを想定して作られています。
グラボなしでのプレイは可能ですが、快適なプレイはできません。
低スペックPCでのプレイも同様で、最低環境以下のPCスペックでは、DbDを快適に遊ぶことはできません。
性能不足のPCでは、DbDが起動しない、または起動しても低いフレームレートでカクカクな動作になり、プレイが出来ません。
低スペックPCでDbDをプレイできる可能性はありますが、快適なプレイは不可能です。
DbDにおすすめのゲーミングPCはこれ!
DbDを快適にプレイするなら、ゲーミングPCがおすすめです。
PCショップが販売するゲーミングBTOPCであれば、DbDを快適にプレイできるPCを安く購入できます。
デスクトップPCならドスパラ GALLERIA RJ5 2600
Ryzen5 2600とGTX1660Tiを搭載し、10万円を切る価格のゲーミングPCです。
DbDをプレイするには十分な性能で、他の人気ゲームも快適にプレイできます。
コストパフォーマンス重視ならおすすめのBTOです。
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ノートPCならツクモ G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5570SA1
第8世代Core i7-8750Hと、GeForceRTX2060搭載のミドルクラスゲーミングノートPCです。
ノートPCとしては低価格ですが、性能はDbDを始め、PCゲームをプレイするのに十分なものをもっています。
まとめ
DbDを快適にプレイするには、インテル製の第8世代、または第9世代のCore i5以上が目安になります。
AMDの場合はRyzen5 2600が目安ですが、新CPUの第3世代Ryzenが7月7日に控えているので、価格が落ち着くまで待つのも良い選択です。
GPUの場合はGeForce1660Ti、またはそれ以上の性能を持つGPUがおすすめです。
Radeonでも良いのですが、GeForceの方が価格も性能もバランスが取れています。
低スペックPCや、グラボなしPCでのプレイは出来ないことはありませんが、快適なプレイはできません。
ラグや画質の劣化で、DbDに必要な操作がほぼ出来ない状態になります。
元々高い性能を求めるPCゲームではありませんが、できる限り性能の高いPCでプレイしたほうが、DbDを楽しくプレイできます。
どんなPCがいいのか分からないときは、PCショップが販売するゲーミングBTOをおすすめします。