美しいグラフィックとBGM、陣営を分けて対人戦を行うなど、MMOとしては少し違ったRPGであるBLESS。
MMOの中でもPC性能を必要とする代表的なタイトルで、快適なプレイを求めるには推奨スペックを満たす事が必須です。
低スペックPCやグラボなしのPCではプレイすることは難しく、最低環境でも操作に制限がかかる場合があります。
グラフィックが特にきれいなゲームなので、PC性能が高ければ高いほど快適になります。
2019年の基準なら、ミドルスペックの中で高めの性能を持つゲーミングPCであれば、問題なくプレイすることが可能です。
もくじ
BLESSの必要動作&推奨スペックは?
BLESSの公式で公開されているPCに必要な最低環境は、以下の通りです。
CPU:Intel Core i5 4670 / AMD FX8350
GPU:NVIDIA GeForce GTX760 /AMD Radeon HD7870
メモリ:8GB
HDD/SSD:55GB以上の空き容量
CPUはインテルの第4世代Core i5-4670と、AMDの旧製品CPUであるFX-8350が指定されています。
Core i5-4670は4コア4スレッドで、FX-8350は8コア8スレッドのCPUです。
どちらも現在はでゲーム用途としては十分な性能で、よほど重いゲームでもない限りは最新のゲームでも問題なく動作する性能があります。
どちらが良いかを決めるのは難しいのですが、1コアの性能が高いCore i5-4670のほうが快適なプレイができます。
AMD製のCPUはどうしても1コアあたりの性能がインテル製CPUに及ばないので、Core iシリーズの方が安定したプレイができます。
性能面ではどちらも十分でBLESSを快適にプレイできる性能はありますが、今となっては型落ちのCPUです。
画質を落とす、画面サイズを1920×1080以下にするなど、グラフィック設定を落とせば更に快適になりますが、場面によってはラグが起こります。
CPUの性能は高いのですが、現行のCPUの方が性能が上なので、今からBLESSを快適にプレイできるPCを組む場合は選択肢にはなりません。
GPUも同様で、最低環境として指定されているGeForce GTX760とRadeon HD7870には十分な性能がありません。
GeForce GTX760は2013年に発売された当時のミドルスペックGPUです。
現行のGPUで言えば、GeForce GTX1050Tiとほぼ同じ性能を持っています。
BLESSをプレイするには性能が厳しく、設定で画質を最低にしないと性能不足からくるラグが起こり、動きがカクカクになる可能性が高くなります。
Radeon HD7870は2012年に発売されたGPUで、現行のGPUで言えばGeForce GTX1050Tiと性能がほぼ同じです。
Radeon HD7870もBLESSを快適にプレイするには性能が厳しく、最低設定にしないとラグによるカクつきが起こります。
メモリは8GBから動作しますが、メモリがいっぱいになるのでラグが起こる可能性があります。
プレイ自体はできますが、時にストレスを感じることもあります。
BLESSをインストールするHDDは、価格面から1TB以上のものが最適です。
HDDの場合は、読み込みに時間がかかる場合があるのでプレイ開始時などに動きがもたつく場合があります。
BLESSを快適にプレイする目安は、フレームレートという画面の更新回数が1秒に60回以上、60FPSを維持できることです。
FPSはフレームレートを表す単位で、ゲームのプレイの快適さに直結します。
基本的に60FPS以上あれば快適なプレイが可能で、高くなればなるほど快適さが増していきます。
BLESSも快適なプレイを求めるのなら60FPS以上が必要で、60FPSを安定して出せる性能を持つPCが必要です。
BLESSの公式が指定しているPCの最低環境は、グラフィックや画面サイズを最低にすなどの制限を加えると、不安定ですが60FPSが出せます。
公式指定の最低環境はBLESSをプレイするための最低ラインではありますが、実際の最低ラインは公式が指定する推奨スペックになります。
BLESSの公式で公開されているPCに必要な推奨環境は、以下の通りです。
CPU:Intel Core i7 7700 / AMD RYZEN 7 1700
GPU:NVIDIA GeForce GTX1060 / AMD Radeon RX580
メモリ:16GB
SSD/HDD:55GB以上の空き容量
CPUにはインテルの第7世代Core iの中でもハイエンドとなる Core i7-7700が指定されています。
4コア8スレッドのCPUで、現在では型落ちになりますが性能は十分です。
2019年現在でも、Core i7-7700は主力と言える性能をもっています。
RYZEN 7 1700はAMDの新CPUで、RYZENシリーズの第1世代です。
8コア16スレッドで、Core i7-7700の対抗馬として登場したCPUです。
性能はCore i7-7700より多少低いのですが、価格が安くコストパフォーマンスに優れます。
どちらのCPUもBLESSを快適にプレイできる性能を持っています。
高画質で画面サイズが1920×1080でも60FPSでプレイできる性能をもっています。
GPUの性能次第では、90FPSや144FPSでのプレイも可能なCPUです。
GPUは現行品であるGeForce GTX1060とRadeon RX580が指定されています。
GeForce GTX1060はゲーミングPCにもよく採用されているミドルスペックGPUの代表格です。
より上位のGPUもありますが、価格的に選択しやすく、現在のゲームであればほぼ快適なプレイができる性能を持ちます。
VRAMが3GBのものと、6GBのものがありますが、ゲーム用なら6GB一択です。
3GBのものは価格が安いのですが、VRAMが不足してFPSが低下することがあります。
Radeon RX580はGeForce GTX1060とほぼ同じ性能で、VRAMが4GBのものと8GBのものがあります。
BLESSのプレイには8GBのものが最適で、4GBではVRAMが不足してFPSが低下する可能性があります。
GeForce GTX1060とRadeon RX580は現行のGPUですが、60FPS以上のフレームレートを求める場合は、上位のGPUが必要です。
BLESSの快適プレイを叶えるPCスペックは?
BLESSを快適にプレイするPCの一例は、以下の通りです。
CPU:Intel Core i5 9600K / AMD RYZEN 5 3600X
GPU:NVIDIA GeForce GTX1660Ti / AMD Radeon RX5700
メモリ:16GB
SSD:250GB
あくまで目安ですが、現行品を選択する場合はミドルスペックと言われる性能であれば、BLESSを快適にプレイできます。
グラボは?
GeForce GTX1660TiまたはRadeon RX5700が性能面でも価格面でも目安になります。
GeForce GTX1660Tiは価格が安く性能もGTX1070に近いので、GTX1060を選択するよりもコストパフォーマンスに優れます。
BLESSを快適にプレイできる性能は十分で、90FPS程度までなら設定次第で出せる可能性もあります。
Radeon RX5700は2019年7月7日に発売されるAMDの新GPUで、性能はGTX1080程度とされています。
GeForceのハイエンドクラスに比べると性能は下になりますが、価格が安いので予算が少ない場合の選択肢になります。
GTX1660Tiと同等の性能で良い場合は、より価格の安いRX590が選択肢になります。
CPUは?
インテル製CPUを選択する場合は、第9世代のi5が目安です。
第9世代のCore i5はコストパフォーマンスがよく、性能も高いので予算を抑えたゲーミングPCを考える場合には最適です。
予算に余裕があるのなら、上位のCore i9-9900Kが選択肢になります。
Core i7でも良いのですが、第9世代からコアを擬似的に2倍にするハイパースレッディングがi7で閉じられたため、i9がおすすめです。
AMD製CPUを選択する場合は、RYZEN 5 3600Xが目安です。
RYZEN 5 3600Xは2019年7月7日に販売される第3世代RYZENで、最新のCPUです。
第9世代Core iシリーズがi9以外のハイパースレッディングを無効にしたため、新RYZENは安価で高性能なPCに最適な選択肢になりました。
Core i5 9600Kは6コア6スレッドですが、RYZEN 5 3600Xは6コア12スレッドになっています。
1コアあたりの性能はi5高いとは言え、BLESSはコア数も快適なプレイに必要なので、コア数が多い新RYZENも良い選択になります。
メモリは?
メモリは16G以上が目安です。
8GBでもプレイは可能ですが、メモリ不足がおきてしまうので16GBまで増設したほうが安定して快適なプレイができます。
SSDは?
BLESSのクライアントは55GBと重いので、SSDは250GB以上のものをおすすめします。
SSDはSATA、USB、M.2の3つの仕様がありますが、価格の安いSATA接続のもので十分です。
予算に余裕があり、より早い読み込み速度を求めるならM.2仕様のSSDがおすすめです。
M.2仕様のSSDはマザーボードが対応している必要があるので、購入前に必ず対応しているかを確認してください。
BLESSはグラボなし、低スペックPCで操作できる?
BLESSは低スペックやグラボなしPCでは基本的にプレイができません。
グラボなしPCの場合はCPU内蔵のグラフィック機能を使用しますが、BLESSのプレイに耐えられるものが限られています。
最低環境であるGTX760と同等性能の内蔵グラフィック機能を持つCPUにRYZEN 5 2400Gがありますが、ゲーム用には向きません。
RYZEN 5 2400GはノートPCや小型PC向けのCPUなので、BLESSをプレイすると排熱が間に合わず破損する恐れがあります。
どうしてもグラボなしでプレイしたいのなら、メモリを16GB搭載して冷却を強化すれば、RYZEN 5 2400G搭載のPCでプレイができます。
そのかわり、画質は最低で画面サイズも最小にしないと性能的に厳しく、60FPSもいjいできないのでストレスの溜まるプレイになります。
条件さえ揃えばグラボなしのPCでBLESSをプレイできますが、限られた条件の上快適なプレイができないので、おすすめはできません。
テウスペックPCの場合は、BLESSの起動さえままならないので論外です。
BLESSにおすすめのゲーミングPCはこれ!
BLESSを快適にプレイするには、PCショップが販売するゲーミングPCがおすすめです。
BTOとして販売されているPCを選べば、予算に応じた構成の選択もできます。
デスクトップPCならサイコム G-Master Mace H370
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CPUは第8世代Core iシリーズの選択性で、GPUにGTX1660Tiを搭載したバランスの良い性能を持つゲーミングPCです。
BLESSを快適にプレイできる十分な性能を持ち、他のゲームも問題なく動作します。
ノートPCなら パソコン工房 LEVEL ∞ LEVEL-16FXR26-i7-ROSS
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Core i7 8750HとGeForceRTX 2060搭載のハイスペックゲーミングノートPCです。
強力な性能を持ち、BLESSを快適にプレイできる性能をもっています。
60FPS以上のフレームレートを出すことも可能です。
まとめ
BLESSはオンラインゲームのなかでもPCスペックを必要とするゲームです。
低スペックPCやグラボのないPCではほぼプレイできないので、最低でも公式の指定する最小動作環境のPCが必要になります。
快適なプレイを求める場合は、2019年の基準でミドルスペック以上のPCが必要です。
PCスペックが高くなればなるほど快適なプレイが可能になりますが、ゲーミングPCなら安価でBLESSを快適にプレイできるPCが購入できます。
ゲーミングPCを選ぶ場合は、ミドルスペック帯のBTOと言われるPCショップが販売する自作PCと同じ特徴をもつものがおすすめです。
ゲーミングPCを購入する場合は、予算の範囲内で最大の性能を持つものを購入すると、BLESSを快適にプレイできます。