発売してなお、人気が衰えることのないGTA5ですが、PC版で遊ぶのであればMODの導入等を行い、様々な遊びを味わい尽くしたい、そんなユーザーが多いはずです。
今回はそんなGTA5を遊び尽くせるゲーミングPCを紹介いたします。勿論推奨スペックはバッチリと満たしたPCです。
また、GTA5はグラボの無いPCでも動かすことができるのか?という素朴な疑問にもお答えいたします。
公式サイト:GTA5
もくじ
GTA5の必要動作&推奨スペックは?
まず、発売元であるロックスターゲームスが掲げているGTA5の推奨スペックはコチラです。
最低動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows7、8、8.1、10(64bit) | |
CPU | Intel Core 2 Quad CPU Q6600 2.40GHz (4 CPU) / AMD Phenom 9850 Quad-Core Processor 2.5GHz (4 CPU) | Intel Core i5 3470 3.2GHZ (4 CPU) / AMD X8 FX-8350 |
メモリ | 4GB | 8GB |
グラボ | NVIDIA 9800 GT 1GB / AMD HD 4870 | NVIDIA GTX 660 2GB / AMD HD7870 |
ストレージ | 72GB |
推奨スペックを見ると、かなり古いPCパーツの情報となっています。推進スペックを満たすだけでしたら、この令和の時代に発売されているようなゲーミングPCであれば、大体は推奨スペックを満たしています。
しかし、GTA5のゲーム内の設定で最高画質に設定を変更し、更に解像度も4Kに上げるということであれば、この推奨スペックを満たす程度のゲーミングPCでは、とてもじゃないですがまともに遊ぶことはできなくなってしまいます。
また、高画質MODを入れて遊ぶ事などを考えると、金額の許す限り高性能なゲーミングPCが必要となってきます。
GTA5の快適プレイを叶えるPCスペックは?
推奨スペックなどわかったところで、今度はPCのパーツに焦点を当てて、どれくらいの性能のパーツを組み込んだゲーミングPCがGTA5の快適なプレイに必要なのか?というものを書いていきます。
グラボは?
クラボは推奨環境を満たすだけでしたら、GTX1650でも結構ですが、実際に動作させてみると、高画質設定にした場合はフレームレートが下がってしまいます。
高画質設定でフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)の環境で、遊ぶことを考えれば、RTX2070クラスのグラボが無いと安定した環境は得られません。
また、高画質MODの導入や4K(3840×2160)で遊ぶことを考えた場合は、予算が合えばRTX2080Tiを組み込んだゲーミングPCを買うべきです。大は小を兼ねると言いますが、PCゲームでは、その言葉を如実に感じます。高いグラボは高いだけあって、得られる満足度も段違いです。
CPUは?
CPUについても、メーカーの示す推奨環境を満たす程度であれば、最新のCore i5やRyzen 5があれば申し分ありません。
しかし、グラボのレベルが上がるならばCPUも乗じて性能をレベルアップさせないと、ボトルネックという現象が発生して、グラボの無駄遣いになってしまいます。
極端な話をすればグラボが沢山の画像を描いても、CPUの処理が間に合わず、本来なら100を超えるフレームレートだったものが80まで下がってしまう。なんてことも起こりえます。
グラボの性能を上げるなら、CPUの性能も引き上げましょう。例えばRTX2080Tiのグラボを組み込むならば、CPUもCore i9-10900や、Ryzen 9 3900Xを使用したゲーミングPCを選びましょう。
メモリは?
メモリもある程度の性能が無いとフレームレートが下がり、最悪はゲームがスローモーション、またはカクカクな映像表示になってしまいます。
近年であれば8GBというメモリ容量は最低限満たしておきたい容量です。また、メモリは最近のゲーミングPCであれば、デュアルチャンネルというメモリを2枚使うことで処理速度を向上させる機能を使うことができます。
これは、後述するマザーボードの性能によってはできない機能ですので注意が必要です。しかし、デュアルチャンネルという機能に対応していれば高い処理能力を得られます。
使い方としては16GBのメモリを組み込む場合、16GBのメモリを一枚挿すよりも、8GBのメモリをマザーボードに2枚挿し込んだ方が処理速度が向上し、フレームレートが高くなります。
また、メモリはクロック数と呼ばれる数値が高いほど処理能力が高くなりますので、メモリを選ぶ際には、クロック数の高いものを選びましょう。単純に2666MHzよりも2933MHzの方が、更に3200MHzの方が性能が高いです。
稀にクロック数ではなく、21300や29300という数字が書かれたものがありますが、これは帯域幅を表していて、クロック数の8倍の数値です。本当は64bitをbyteに直すと8byteだから、8倍といった意味がありますが、とにかく数字が高ければそれだけメモリが大きなデータを1秒間の間にやり取りできるということになります。
3200MHzを超えるようなメモリでなければ、単純にこの数値が高ければ性能が良いと考えてもらって問題はありません。それ以上の性能のメモリはレイテンシと呼ばれるものを気にしなければなりませんが、今回は気にしなくても良いです。
メモリ容量は8GBの2枚組で16GBで基本的には問題ございません。財布に余裕があり未来を見据えて16GB×2枚組の32GBを組み込んでも良いとは思います。
ちなみにデュアルチャンネルは基本的に同じ規格の同じ容量で同じクロック数のもので使うことができます。(中には間を取ることができるものがありますが、同性能のものを使う方が効率が良いです。)
SSDは?
ゲームやOSを保存するSSDは、高速な読み書きができる仕様にすると、ローディング速度が上がりますので、より快適なゲーム進行が可能です。古くからのSATA接続のSSDよりも、NVMe接続のM2SSDのほうが、ローディングも早くなり、ゲームでの待ち時間が少なくなります。
但し気をつけないとマザーボードの仕様によっては、M2接続のものでもSATA接続にしか対応していないものもあります。2枚目のストレージにM2SSDを使う場合はきにしておいた方が良いでしょう。
また、オンラインになるとローディングが早くてもネット回線が重かったら意味がありません。
マザーボードは?
マザーボードには、intelとAMDで型番により性能が異なります。型番によっては思っていた性能が得られないこともあるので注意が必要です。
intelでしたら、左から性能の高い順に並べるとZ490、H470、Q470、W480、B460、H410となり、H410については使えない機能も多いので注意が必要です。また、intel製のものは、ソケットの規格が変わりやすいのでCPUの交換についても苦労がかかりやすいのです。
AMDはX570、B550、X470やB450といった型番になりXの頭文字のほうがBの頭文字のものより性能が高いです。後々色々なパーツを付け足すことを考えれば性能のより高いマザーボードを組み込んだゲーミングPCを購入した方が後悔は少ないです。
性能の低いマザーボードでは、折角購入したPCパーツが対応できなかったなんてことが起こりえます。
電源は?
電源は性能の高いものは電気を効率よく発熱なく供給します。最近の電源であれば、80Plus認証という規格は通っていて、その中で一番高い性能であるTITANIUMからSTANDARDという性能に分かれます。
BTOパソコンのほとんどはBRONZEクラスのものが組み込まれており、性能が高いゲーミングPCにはSILVERやGOLDが使われています。GTA5を快適に動かすハイエンドゲーミングPCであればGOLDクラスのものを使用したゲーミングPCが望ましいです。
推奨スペックを満たす程度であればBRONZEクラスで問題ありません。推奨スペックを満たして、とりあえずGTA5を遊ぶにとどまるか、画質を極限まで上げて4Kや高画質MODまで入れるか?によって、購入するゲーミングPCは大きく変わります。
デスクトップPCならば後々パーツ交換もできるので、遊んでから決めるということでも良いでしょう。財布が許すならば高い性能を持つPCパーツを組み込んだゲーミングPCを購入しておけば問題ありません。
あまりに低い性能のPCとなるとXboxやPS4で十分だったということになり、後悔しかねません。高性能なゲーミングPCを購入するならば、高い性能を持つ電源を組み込んだゲーミングPCがオススメです。
GTA5はグラボなし、低スペックPCで操作できる?
まずGTA5をグラボなしのPCで動作させることは可能なのか?ということですが、完全にグラボの無いPCでは無理です。
CPUの中にグラボ機能を持たせているCPUであれば動作させることは可能とは言っても、動作はカクカクになるか、スローモーションになってしまうかといった状況が容易に予想できます。
むしろ動作してくれるだけラッキーとも言え、動作してもフリーズしてしまうことや、最初からゲームが起動しないことも考えられます。無茶はよろしくありません。グラボの無いようなPCでGTA5を遊べるとは思わないほうが良いです。
GTA5におすすめのゲーミングPCはこれ!
今までの説明を踏まえて、PCでGTA5を遊ぶためにオススメなゲーミングPCを紹介いたします。
推奨スペックを満たしたデスクトップPCならライトニング AT5 Minecraft Starter Collection同梱版
このPCはあくまで、公表された推奨スペックを満たした状態で遊ぶために向いているゲーミングPCです。最高画質設定やMOD導入といったことは考えておりません。
中画質程度で高いフレームレートを維持することを考え、またコストを抑えることを考えてオススメするゲーミングPCです。グラボはNVIDIA GeForce GTX1660SUPERを組み込んでおり、CPUもAMD製のRyzen 5 3500を使用しております。
メモリも8GBでクロック数2666MHzのデュアルチャンネルで16GBとなっております。安定したフレームレートを維持できます。メインストレージ容量も500GBのNVMe接続のSSDを組み込んでいるので、起動もローディングも高速です。GTA5をPCで遊ぶという欲求をしっかりと満たしてくれるゲーミングPCです。
※後継機はこちら↓
フルハイビジョン最高画質・MODをある程度考慮するならガレリア XA7C-R70S RTX2070Super搭載
1920×1080のフルハイビジョン画質にて最高画質設定でMOD等も導入することを考えてオススメするゲーミングPCがコチラです。
グラボにGeForce RTX2070SUPERを組み込み、CPUもグラボの機能を活かすCore i7-10700を使用しております。メモリもデュアルチャンネルになっていますので、フレームレートを高く維持できます。
マザーボードもH470チップセットを使用しており、電源も650W 静音仕様(80PLUS BRONZE)となっています。値段は上述したライトニング AT5の倍近い値段になってしまいますが、それ相応のパワーを持ったゲーミングPCです。
※最新の後継機はこちら↓
4K・MODを入れるならガレリア ZA9C-R80T RTX2080Ti搭載
4Kや高画質MOD等を入れることを考えるならば、値段こそ高いですが、大きな満足を得られるこのゲーミングPCをオススメします。
グラボは現状ゲームに最高峰の性能を持つRTX2080Tiを組み込んでおります。CPUも、その性能に負けないCore i9-10900Kを使用しております。
メモリはクロック数が少し高い2933MHzの8GBメモリのデュアルチャンネルになっています。ストレージは、1TBのNVMe接続のSSDです。容量も十分余裕があるのでMODを沢山入れても問題がありません。
※後継機モデルはこちら↓
ノートPCならLEVEL-15FR103-i7-TOZX
※販売終了
ノートPCは持ち運びをして出先でもPCゲームを遊びたい、もしくは、部屋に大きなデスクトップゲーミングPCが置けない人にはお勧めしますが、後々のパーツ交換ができないことを考えるとコスパは良くありません。
それでもゲーミングノートPCを選ぶのであれば、なるべく高い性能を持ったゲーミングノートPCがオススメです。このゲーミングノートPCはグラボもGeForce RTX2070と組み込み、CPUはCore i7-10750Hを使用しています。
メモリはクロック数2666MHzの16GBメモリをデュアルチャンネルにして32GBにしています。容量も1TBあるNVMe接続のSSDを組み込んでいるため、GTA5を遊ぶ性能として申し分ありません。
公式サイト:パソコン工房
まとめ
GTA5末永く遊ぶことのできるゲームです。自己責任にはなりますが、MODを入れれば、その遊びの幅は無限大です。
勿論、MODを入れなくても十分遊べます。そして、折角PCというプラットフォームで遊ぶのであれば、家庭用ゲーム機とは一線を画すグラフィックで遊ぶべきなので、財布が許す限り性能の高いゲーミングPCを購入しておくべきです。
高画質MODは色合いは好き好きありますが、ウットリするような画質を味わえますので、是非PC版のGTA5を楽しむことを考えているのなら、紹介したゲーミングPCの購入を考えてみて下さい。