2013年9月に本サービスが開始されたArma3は、今でも多くのプレイヤーに親しまれるオンラインゲームです。
多くのユーザーMODなども導入でき、楽しみは無限に広がるゲームです。
今回は、そんなArma3を快適に遊ぶためのゲーミングPCを推奨スペックを踏まえて紹介いたします。また、グラボなしのゲーミングPCでは、動作は難しく動作がなぜ難しいのか?ということも解説いたします。
公式サイト:Arma3
もくじ
Arma3の必要動作&推奨スペックは?
公式から発表されているArma3の動作環境は下記の通りです。
最低動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 7 SP1 (64bit) | Windows 7 / 8 / 10 (64bit) |
CPU | Intel Dual-Core 2.4 GHzまたはAMD Dual-Core Athlon 2.5 GHz | Intel Core i5-4460またはAMD FX 4300またはそれ以上 |
メモリ | 4GB | 8GB |
グラボ | NVIDIA GeForce 9800GTまたはAMD Radeon HD 5670または Intel HD Graphics 4000 512 MB VRAM | NVIDIA GeForce GTX 660 / AMD Radeon HD 7800 Series 2 GB VRAMまたはそれ以上 |
ストレージ | 45GB | 70GB |
さて、ここに書かれているのは、あくまでバニラ状態(MOD等を何も入れていない素の状態)での推奨動作環境です。
多数あるMODでArma3を高画質化するようなMODを入れる場合は、この限りではありません。もっと高性能なゲーミングPCが必要となります。環境エフェクトなども導入すれば尚更でしょう。
そこまで対応するのであれば、最新のハイスペックモデルやハイエンドモデルのゲーミングPCの購入まで視野に入れたほうが良いです。
Arma3の快適プレイを叶えるPCスペックは?
先程見た推奨環境を踏まえつつ、バニラ状態とMODを入れた状態で、それぞれ必要なPCパーツを紹介いたします。
グラボは?
バニラ状態であればGTX660以上の性能ということであれば、2021年の今、GTX1650でも問題なく動作します。
しかし、わざわざGTX1650搭載のゲーミングPCを選ぶならば一段回グラボをグレードアップさせてGRX1660を搭載したゲーミングPを選んだほうが、より快適な動作を得られます。
そして、MODまで入れて高画質環境や天候エフェクトなどの演出面などにも特化するのであれば、NVIDIA製ならば最新のRTX3070以上のグラボを購入しAMD製ならRX5800以上のグラボは購入しておきたいところです。懐に余裕があるならば、RTX3080やRTX3090といったグラボがほしいです。
CPUは?
CPUはバニラ状態であれば、intel製でもAMD製でも、デュアルコア以上のCPUということで、core i3だろうとRyzen 3 だろうと動作はできるでしょう。
しかし、CPUはグラボに合わせて性能をアップさせると、グラボが無駄な働きをすることなく、無駄が無くなります。
GTX1660を搭載するのであればcore I5 10400やRyzen 5 3500を搭載したゲーミングPCを購入したほうがより快適な動作を得られます。
そして、高画質MOD等を導入するならば、intelならばcore i7 10700以上をAMD製ならばRyzen 7 3700X以上のCPUが欲しいです。
RTX3080やRTX3090と言った高性能グラボを搭載するならば、core i9 やRyzen 9といった高性能グラボが欲しい状況となります。クラボの性能ばかり高くともCPUの性能が付いてきていないと、結局グラボの描き出したCGをCPUが処理できないボトルネックが発生してしまいます。この状況は非常に勿体ないです。
メモリは?
メモリは8GB以上が推奨となっていますので、昨今のゲーミングPCであれば、8GBは当たり前のように搭載しておりますので心配はありません。
今までオススメしてきたGTX1660以上のグラボを使うようなゲーミングPCであれば、メモリが安くなっている今は16GBのメモリを搭載しているものが殆どですので、心配は要りません。高性能なゲーミングPCを購入するとなっても、動画作成でもしなければ、メモリは16GBもあれば十分です。
SSDは?
必要なストレージ容量は70GBとなっております。バニラ状態での容量なので、OS含め余裕を持って512GBのメインStストレージがあれば良いでしょう。
MODを多数導入するとなれば、メインストレージには1TBのSSDを使ったものが望ましいです。または、サブストレージでも容量が大きなSSDを使ったもののほうが、アクセスも早くなりますし快適です。価格を抑えるためにHDDでも良いですが、ローディング時間は長くなります。
最近のゲーミングPCならば、メインストレージはアクセス速度の早いNVMe接続形式のものが使われているため、心配は要りません。
マザーボードは?
マザーボードは、各PCパーツを繋ぐ中枢神経の役割を持っています。マザーボードの性能が良ければ、アクセス速度もアップし、より快適なゲームプレイができます。
しかし、その恩恵を得るのはハイスペックモデルやハイエンドモデルのゲーミングPCです。バニラ状態で使用するエントリーモデルやミドルスペックのゲーミングPCでは、あまり必要が求められないパーツです。
RTX3080や3090といった高性能グラボを搭載するゲーミングPCを購入するならば、マザーボードの仕様や搭載するチップセットを気にかける必要があります。
電源は?
電源もエントリーモデルやミドルスペックのゲーミングPCでは考える必要のないパーツです。ハイスペックやハイエンドモデルとなるとパーツの発熱量も上がるため、効率の良い電源が求められます。
こちらもRTX3080やRTX3090を搭載するようなゲーミングPCであれば、80PLUS認証のシルバーやゴールドクラスの電源を使用する意味も出てきます。
バニラ状態で遊ぶゲーミングPCであれば80PLUS認証のブロンズクラスで問題ありません。
ネットワーク環境
Arma3の醍醐味はなんと行ってもオンラインによるネットワーク上でのゲームプレイです。多くのデータをやりとりするゲームなので、スマホのテザリングなどは推奨しません。
やはりプロバイダと契約して快適なネットワークは構築したいです。また、有線にしても無線にしても最近の高性能なルーターは欲しいところです。安い低性能なルーターは回線速度も遅くなるためコチラもオススメはできません。
無線LANでつなぐのであれば、Wi-Fi6に対応したルーターを購入し、デスクトップPCであれば、同じくWi-Fi6に対応した子機を購入し、ゲーミングノートPCであれば、Wi-Fi6に対応したモデルを選びましょう。
以上のことを考えると、バニラ状態ならばエントリーモデルやミドルスペッククラスのゲーミングPCで問題ありません。高画質MOD等を導入するならば高性能なゲーミングPCを買っておきましょう。
また、後々やはり高画質MODを導入したくなったなんてことがある場合は、エントリーモデルやミドルスペックのゲーミングPCですと、パーツ1つの交換では追いつかない部分と、下手をするとマザーボードの性能が追いつかずに、CPUやメモリなどを交換しても取り付けられなかったり、思った以上の性能が出なかったりすることもあるので、注意が必要です。
Arma3はグラボなし、低スペックPCで操作できる?
Arma3はグラボなしで操作が可能かということですが、一応は可能ではあります。ただし、完全にグラボを搭載していないPCではなく、CPU内にGPU機能を内蔵したCPUを使った場合ならば、遊ぶことは可能です。
ただし、内蔵GPUにも種類があるため、なるべく新しいCPUが良いです。またintelのものは型番の最後にFの文字が入ったものは内蔵GPUを搭載していないため、対応ができません。また、AMD製のCPUは内蔵GPUのものは型番により決まります。
最新であればRyzen 4000番代の物を購入すれば内蔵GPUのものとなります。しかし、内蔵GPUに頼るくらいであれば、グラボを別途備えたゲーミングPCを購入したほうが安くすむこともありますので、あえて内蔵GPUのCPUを使ったPCの購入にこだわる必要はありません。
よほど、小型ゲーミングPCが欲しいとか一体型にしたいとかでなければ、必要は無いとすら感じます。
また、タブレットを無理矢理ノートPCとしているような安いノートPCや、中古のPCはオススメしません。安いPCは性能が低いこともあり、中古はグラボが酷使されている場合もあり寿命も心配です。
購入するならば新品のゲーミングPCがおすすめです。初心者であれば新品ならば、保証もついてきますしサポートも期待できます。
Arma3におすすめのゲーミングPCはこれ!
上述の情報を踏まえましてArma3におすすめのゲーミングPCを紹介いたします。
バニラ状態を楽しむデスクトップPCならGALLERIA RM5C-G60S
グラボにはGeForce GTX 1660 SUPERを搭載しておりますので、推奨動作環境も十分みたしております。CPUについてもCore i5-10400を搭載しており、こちらも十分推奨動作環境を満たしております。
メモリも16GBなので申し分ありません。メインストレージも512GBのNVMe接続のSSDを使用しております。バニラ状態のArma3を楽しむのであれば、お値段もリーズナブルなゲーミングPCです。
※こちらのモデルの後継機が登場しています↓
MOD入れ楽しむデスクトップPCならGALLERIA ZA9R-R38
今度はMODまで入れて楽しめるゲーミングPCを紹介いたします。グラボには、GeForce RTX 3080を搭載し、CPUは最新のRyzen 9 5900Xを搭載しております。
グラボの性能もしっかりと引き出します。そしてメモリも16GBを搭載し、メインストレージは1TBのNVMe接続のSSDを搭載しております。懐に余裕があるならば、購入しておけば長い年月をともにできる戦友となるゲーミングPCです。
バニラ状態を楽しむノートPCならGALLERIA GCL1650TGF
グラボにGeForce GTX 1650 Tiを搭載し、CPUはCore i5-10200Hを搭載しております。メモリも16GBを搭載しており、メインストレージもNVMe接続のSSDで500GBと必要十分です。
しかも値段もかなり安いので、このPCであれば外出先からでもArma3が遊べます。無線LANもWi-fi6対応になっているので、Wi-fi6対応のルーターを所有していれば、快適なネットワーク環境が得られます。
※後継機モデルはこちら↓
まとめ
長く愛されるゲームであるArma3を遊ぶためのゲーミングPCを紹介してきましたが、懐に余裕があるならば、更に快適に楽しめるゲーミングマウスやゲーミングキーボード、そして視界がクリアになるゲーミングモニター、敵の位置を把握するゲーミングヘッドセットもあると、よりキル数も取れて、興奮度も上がります。
特にゲーミングモニターは、見えない攻撃や敵の動きも見渡せるようになって快適なので、オススメしたい周辺機器の一つです。