アセットコルサは2014年に発売されたカーレースゲームですが、シミュレーション要素が強く、グランツーリスモの様にリアルな車の挙動が人気のゲームです。
とくにハンドルコントローラーを使ってのプレイに最適化された操作性は、リアル路線が好きな人にはたまらないゲームです。
そして、アセットコルサのPC版は多くのMODを入れることができます。MODを入れるとしたらどれだけのゲーミングPCの性能が必要なのかということが気になる人も多いはずです。
今回は、アセットコルサのPC版を満足に遊べる推奨スペックを持ったゲーミングPCを紹介いたします。また、グラボなしのPCでもアセットコルサは遊ぶことができるのか?ということも合わせて書いていきます。
公式サイト:アセットコルサ
もくじ
アセットコルサの必要動作&推奨スペックは?
アセットコルサのPC版はSteam版とDMM GAMESで遊ぶことができます。そして、Steam上とDMM GAMES上でも公式が明示しているスペックは下記のとおりです。
最低動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 7以降 | Windows 7以降 |
CPU | Intel Core 2 Duo 2.4 GHz以上 または、AMD Athlon X2 2.8 GHz以上 | IntleのQuad Core以上 または、AMD Six-Core以上 |
メモリ | 2GB | 6GB |
グラボ | Nvidia GeForce GT 460以上 または AMD Radeon HD 6450以上 | Nvidia GeForce GTX 970 または、AMD Radeon 290x以上 |
ストレージ | 15GB | 20GB |
こちらは、あくまで2014年発売当初の推奨スペックです。現在は多くのMODが配布されて、より進化を遂げており、より高いスペックが求められます。
ちなみに昨年5月にAssetto Corsa Competizioneというグラフィックが大きく進化した続編も発売されております。こちらの推奨スペックは下記のとおりです。参考までに紹介いたします。
最低動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 7以降 | Windows 10 |
CPU | Intel Core i5-4460 または、AMD FX-8120以上 | Intel Core i5-8600K以上 または、AMD Ryzen 5 2600X以上 |
メモリ | 4GB | 16GB |
グラボ | NVIDIA GeForce GTX 460 または、AMDRadeon HD 7770以上 | Nvidia GeForce GTX 1070 または、 AMD Radeon RX 580X以上 |
ストレージ | 50GB |
こちらのAssetto Corsa Competizioneを存分に楽しみたいということであれば最初から高い性能を持ったハイスペッククラスのゲーミングPCが欲しい推奨環境が提示されております。
しかし、Assetto CorsaにMODを入れて遊ぶなら、このAssetto Corsa Competizioneの推奨環境は満たしておいた方が良い状況になっています。
何故ならAssetto CorsaのMODは進化しすぎて、まるで実写と見間違うような画質になっているからです。更にVRにも対応するとなれば、VR機器準拠の性能もPCに備えておかねばなりません。
アセットコルサの快適プレイを叶えるPCスペックは?
グラボは?
グラボは美しいグラフィックを描き、1秒間に多くの描画をする「フレームレート」を上げるためには絶対に必要なPCパーツです。
グラボを選ぶにあたり推奨スペックは満たしたいので、Nvidia GeForce GTX 970は、2014年に発売されたグラボでビデオメモリ容量4GBとなっています。
ちなみにAMD Radeon 290xもビデオメモリ容量4GBとなるグラボです。2020年の今となってはビデオメモリ容量4GBを超すグラボはエントリーモデル以上で満たしておりますので、NVIDIA GeForce GTX1650以上のグラボを搭載していれば遊ぶことは遊べます。
しかし、PC版のアセットコルサの真価はMODを入れてこそです。そしてAssetto Corsa Competizioneクラスの推奨環境を満たすならビデオメモリ8GBクラス以上のグラボが必要となります。
2020年の今現在であればRTX 2070以上です。そして、カーレースゲームであるアセットコルサを遊ぶならウルトラワイドモニターやモニターを2つ使ったデュアルモニターを使って遊ぶ方が臨場感が増します。
更に重いMODを入れて60fpsを超えるような環境で楽しむならば、2020年7月現在でPCゲームに強い能力を発揮するRTX 2080 Tiを積んだゲーミングPCが欲しいです。このグラボがあればVRにも余裕を持って対応できます。
CPUは?
CPUはゲーム中に多くのデータ処理をします。グラボの描画したグラフィックを処理する機能も担っているので、グラボを高性能にする場合は、CPUも高性能にしないとCPUがモタモタして折角のグラボの性能を無駄にしてしまいます。
推奨スペックにあるクアッドコアやシックスコア以上のCPUというのは、最近のゲーミングPCで使われているCPUであれば満たしております。
しかし、MODを入れることを考えたら、こちらもAssetto Corsa Competizioneの推奨スペック準拠を満たすということであれば、Intel Corei5-10400やAMD Ryzen 5 3500以上のCPUがあれば良いでしょう。
また、グラボをRTX 2080 TiにするならIntel corei9-10900KやRyzen 9 3900XTを使ってグラボの性能を最大限に引き出すと良いでしょう。CPUは高い性能を持っていても邪魔になることはありません。
メモリは?
メモリは最低限のメモリは4GBとなっていますが、これは本当に最低限で、このメモリ量ではギリギリ動くという形で画質を上げれば、まともなフレームレートは出ない状態になるでしょう。
メモリは推奨である16GBを満たしているゲーミングPCを選ぶと良いでしょう。その際にはメモリはデュアルチャンネルになっていることは一応確認したいです。同じ16GBであるなら8GBが2枚組の方がデータ転送速度が上がり性能が上がります。
基本的に16GBでも十分ではありますが、お金に余裕があるなら、ゲーミングPCの構成変更で16GBの2枚組による32GBに変更するか、メモリクロック数の高いメモリを選べば、更にPCの処理能力を上げることができます。
SSDは?
SSDは要求ストレージ容量が50GBとなっていますので、メインストレージには容量で言えば500GB以上のSSDを搭載していると良いでしょう。
データの読み取り書き込み速度の早いNVMe接続のM.2 SSDを使ったゲーミングPCであれば、ゲームのローディング速度がアップし快適なゲームライフを送ることができます。また、PCの起動も早くなりコチラも快適です。
アセットコルサはグラボなし、低スペックPCで操作できる?
アセットコルサがグラボなしで遊べるか?という疑問ですが、低画質状態でMOD等は何も入れず、フレームレートも低い状態(30fps以下になることもあるでしょう。)であれば遊ぶことができるでしょう。
しかし、グラボを積まないと言ってもCPU内に内蔵グラボを持ったCPUが必要です。MODを入れることで楽しみの増えるアセットコルサを遊ぶということであれば、低スペックのPCで遊ぶことはオススメしません。
アセットコルサにおすすめのゲーミングPCはこれ!
ライトに遊ぶデスクトップPCならガレリア RT5 Minecraft Dungeons 同梱版
MODをあまり入れずにDMM GAMESあたりでアセットコルサを遊ぶのであれば、このゲーミングPCで遊ぶことができます。
グラボもビデオメモリが6GBあるGeForce GTX 1660 SUPERを積んでいます。レイトレーシング機能も要らないということであれば、このグラボがあれば十分です。
CPUもRyzen 5 3500なのでGTX 1660 SUPERの性能を受け止めることができます。メモリもPC4-21300(クロック数2666MHz)8GBを2枚使ったデュアルチャンネルにしているので、十分な処理能力を持っています。
ストレージもNVMe対応の500GBのSSDです。容量的にも申し分ありません。この構成で税抜き10万円以内で購入ができるコスパ抜群のゲーミングPCです。
MODを入れた最強環境ならガレリア UA9C-R80T RTX2080Ti搭載
アセットコルサと言えばMODなので、MODを入れまくりの環境で遊ぶのであれば、グラボはGeForce RTX 2080 Tiを積んでいるので、負荷の高いMODを入れてもスムーズに動作させることができます。
そして高性能なIntel Core i9-10900Kを組み込んであるので、ボトルネックもなく高いフレームレートを維持できるでしょう。
そして、メモリもPC4-23400(クロック数2933MHz)16GBを2枚使ったデュアルチャンネルとなっているので、高いフレームレートも維持できるでしょう。
メインストレージはNVMe対応のSSDが1TBとなっているので、十分な空き容量が確保されております。サブストレージに2TBのHDDも組み込まれているので、レース映像などを録画してHDDに保存して鑑賞する楽しみ方も考えられます。
ノートPCならLEVEL-15FR104-R7X-TOZVI
カーシミュレーションゲームは環境構築を考えるとデスクトップPCがオススメだとは思いますが、ノートPCを選びたいということであれば少しでも性能の高いノートPCを選ぶということで、このゲーミングPCをオススメします。グラボもRTX 2070を積んでいます。
CPUもRyzen 7 3700Xを組み込んでいるのでRTX 2070の性能を活かすこともできます。メモリもPC4-21300(クロック数2666MHz)8GBを2枚使ったデュアルチャンネルです。
ストレージもNVMe対応のSSD1TBを組み込んでいるので動作や起動もスムーズです。ノートPCということで排熱面はやや心配でありますが、アセットコルサを楽しみたいのであれば、少しでも性能の高いPCにするべきです。
URL:パソコン工房
まとめ
アセットコルサを遊ぶのであれば、豊富にあるMODを入れて遊ぶことでより楽しめます。
なによりMODはPC版アセットコルサの大きなメリットです。お金に余裕があるならできるだけ性能の高いゲーミングPCを選んでおくと後悔が少ないでしょう。
また、アセットコルサを遊ぶなら周辺機器としてハンドルコントローラーがあるとリアルな挙動を楽しむことが可能です。遊べば遊ぶほどキーボードやコントローラーで楽しむのは物足りないと感じるかもしれません。
そして臨場感を重視してウルトラワイドモニターを買うか、モニターの枚数を増やしてデュアルにするかトリプルにするか迷います。VRという選択肢もあるでしょう。
アセットコルサを最強の環境で遊ぶならば、ゲーミングPC本体から周辺機器まで充実した環境を揃えると、大きな没入感を得てより満足度を高く維持して遊ぶことができます。