FPSプレイヤーなら誰でも知っているBATTLEFIELDシリーズの最新作であるBATTLEFIELD1、略してBF1。
第一次世界大戦が舞台の対戦型FPSで、これまでのBFシリーズのシステムを継承しつつ、世界大戦の激しさを体験できるゲームです。
一瞬の判断で倒されてしまうゲームなので、快適なプレイを求めるのならある程度のPC性能が必要です。
快適なプレイには推奨スペックよりの高いPC性能が必要で、グラボなしのPCや低スペックPCではプレイすることができません。
BF1をプレイするには、ある程度の性能を持ったゲーミングPCが必要になります。
公式サイト:BF1
もくじ
BF1の必要動作&推奨スペックは?
BF1の公式が発表しているプレイに必要なPCの最低環境は、以下の通りです。
CPU:Intel Core i5-6600K / AMD FX-6350
GPU:NVIDIA GeForce GTX 660 / AMD Radeo HD 7850
メモリ:8GB
HDD/SSD容量:50GB
BFシリーズはCPU性能の高さと、コア数の多さが快適なプレイに必要です。
できる限りコア数の多いCPUが有利で、インテル製CPUの場合はハイパースレッディングと言われる機能があれば快適さが増します。
ハイパースレッディングは実際に存在するコア数を擬似的に2倍にする技術で、4コアであれば擬似的に8コアににします。
1コアあたりの性能が高いインテル製CPUならではの機能で、現在の仕様では第9世代Core i9シリーズにのみ搭載されています。
最低環境のCore i5-6600Kにハイパースレッディングは搭載されていないので、BF1をプレイするにはギリギリの性能です。
AMD製のFX-6350も同様で、性能的にはCore i5-6600Kよりも50%ほど性能が低くなっています。
そのかわり、Core i5-6600Kのコア数が4なのに対し、FX-6350のコア数は6です。
コア数が2つ多いので、性能の低いFX-6350でもBF1のプレイに耐える性能があります。
現実的には、 Core i5-6600KやFX-6350を今選択するのは現実的ではないので、現行品のCPUを選択することになります。
GPUはNVIDIA GeForce GTX 660とAMD Radeo HD 7850が指定されていますが、今では厳しい性能です。
GeForce GTX 660はまだなんとか使う用途があり、一部のゲームであればまだ使えます。
Radeo HD 7850は性能的に厳しく、現在では使い所がないGPUです。
どちらのGPUもBF1のプレイは可能ですが、性能的にはギリギリなので、快適なプレイはできません。
BF1のグラフィック設定を最低にすればまだなんとか遊べますが、長時間のプレイには向きません。
ラグが発生することも多いので、とっさの撃ち合いになった時には限りなく不利になります。
公式が最低限必要なPCスペックとして指定したものなので、この構成のPCでもBF1はプレイできます。
ただ、一瞬の判断が勝敗を分けるFPSではPCスペックの低さは致命的になるので、快適なプレイは期待できません。
BF1の公式が発表している快適なプレイに必要なPCの推奨環境は、以下の通りです。
CPU:Intel Core i7-4790 / AMD FX-8350 Wraith
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB / AMD Radeon RX 480
メモリ:16GB
HDD/SSD容量:50GB
インテル製の Core i7-4790は第4世代のCPUの中でも最上位にあたるCPUです。
コア数は4つですが、ハイパースレッディングが搭載されているので8スレッド対応になっています。
BF1を快適にプレイするにはCPUのコア数も必要なので、擬似的に8コアになるCore i7-4790であれば、プレイに十分な性能です。
AMD製の FX-8350 Wraithは8コアCPUなので、Core i7-4790と同様にBF1のプレイに十分な性能を持っています。
ただ、どちらも現行品と比べれば型落ちのCPUであり、性能的にも劣るので今となっては選択肢とするのはおすすめできません。
現在主流のCPUは、インテル製なら4桁の数字が8から始まる第8世代、または4桁の数字が9から始まる第9世代のCore iシリーズです。
AMD製CPUの場合は、Ryzenシリーズが主流になっています。
すでにCPUの世代が変わっているので、今から第4世代のCore iシリーズや、旧製品のFXシリーズを選択する意味がありません。
GPUはNVIDIA GeForce GTX 1060 6GBとAMD Radeon RX 480が推奨として指定されています。
両方とも2019年になった今でも十分な性能を持つGPUで、GTX1060 6GBは現在のゲーミングPCにも搭載さるほど優秀です。
Radeon RX 480は性能的には悪くないのですが、 現在ではあまり選ばれる事のないGPUです。
RX480は一時期「例のグラボ」として話題になったもので、BIOSの書き換えでRX580にアップグレードできる可能性があります。
成功すれば低コストでRX580が入手できますが、完全に自己責任になるため高リスクです。
また、新品のRX480で行うのはおすすめできないので、PCに深い知識がない限りは絶対に選択するべきではありません。
Radeon自体がBF1のプレイには向かないので、快適なプレイを望むのなら、GeForce系を選択することになります。
BF1の快適なプレイができる環境として公式が発表しているスペックは、現在の基準で言えばミドルクラスの性能を持つPCです。
ミドルクラスのPCであればBF1を快適にプレイできますが、それでもゲーム中の条件次第ではラグが起きる可能性があります。
ラグを起こさず、快適なプレイの目安になるフレームレート60を維持するには、少し物足りない性能です。
本当に快適なBFのプレイを求めるのなら、公式の指定する性能よりも少し上の性能を持つPCが必要になります。
BF1の快適プレイを叶えるPCスペックは?
BF1を快適にプレイできるPCスペックの目安は、以下の通りです。
CPU:Intel Core i7-9600K / AMD Ryzen7 2700X
GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060
メモリ:16GB
SSD容量:50GB
目安なのであくまで一例に過ぎませんが、このスペックのPCであれば快適なプレイが可能です。
グラボは?
BF1の場合、処理が重いので基本的にGeForceより性能が劣るRadeonは選択肢から外したほうが無難です。
あえてRadeonを選ぶのなら、RX590、またはRX Vega 64が選択肢になります。
RX590はGTX1060相当の性能を持つGPUで、最近では価格が落ちているので安価で購入できます。
ただ、GeForce系のGPUと比べるとどうしても性能面で不安が残るので、BF1のプレイにはあまりおすすめできません。
RX590も決して悪くはありませんが、価格と性能のバランスを見ればGTX1060を選択したほうが無難です。
RX Vega 64はGTX1080よりも約10%ほど性能が高いのでBF1を快適にプレイできる性能を十分に持っています。
しかし、Vega 64性能面では問題がありませんが、GTX1080よりも価格が高いという大きな問題を抱えています。
また、Vega64は消費電力も高いので、使用するには電源のアップグレードも考える必要があります。
全体的なコストを上げてしまう可能性があるGPUなので、あまりおすすめができません。
どうしてもAMD系のGPUにしたいのなら、第3世代Ryzenと同じ7月7日に発売されるRadeonRX5700を待ったほうが賢明です。
RadeonRX5700はGeForceRTX2070と同等の性能を持ち、価格はRTX2070より安いので、今後有力な選択肢になります。
現行GPUで価格優先にするのなら、価格の安いGTX1060でも快適なBF1のプレイが可能です。
ただ、GTX1060では場面によって重くなる場合があるので、ここでは上位GPUのRTX2060を目安としています。
価格と性能のバランスを重視するなら、RTX2070も選択肢となりますが、AMDのRadeonRX5700も価格動向次第では選択肢となります。
最適なのは何かを考えた場合は、GeForceRTX2070になります。
価格の問題がありますが、性能と価格のバランスが良く、BF1を安定して快適にプレイできるGPUとしては最適な選択です。
どうしても予算に問題がある場合は、価格と性能のバランスがRTX2070並に良いGTX1660Tiがおすすめです。
CPUは?
インテル製であれば第8世代、または第9世代core i7以上、AMD製であればRyzen7 2700X以降のCPUが選択肢になります。
インテル製の場合は、Core i7またはCore i9の中で、4桁の数字が8または9から始まるCPUが目安です。
Core i7やCore i9はコア性能が高く、BF1のプレイには最適な性能を持っています。
現在主流のCPUの中でもトップクラスの性能を持つので、重い処理のBF1であっても快適なプレイが可能です。
AMD製であれば、コア数が多いRyzen 7 2700X、またはそれ以上のCPUが選択肢になります。
可能であれば7月に発売される最新で最上位のRyzen 9が最適ですが、Ryzen 7 2700Xでも快適にBF1がプレイできます。
おすすめはCore i7やCore i9ですが、価格が高いのでコストパフォーマンスを重視するのならRyzenも良い選択になります。
メモリは?
BF1を快適にプレイするには、16GB以上が必要です。
BF1は多くの物理メモリを消費するので、16GB以上の搭載がないとラグを起こす可能性があります。
優先度は低めなので、予算に余裕がある時に増設することをおすすめします。
SSDは?
BF1が50GBという大きい容量が必要なので、SSDは250GB以上の容量のあるものを選んでください。
基本的にはSATA接続のもので十分ですが、予算に余裕がありマザーボードが対応しているのなら、M.2仕様のものがおすすめです。
BF1はグラボなし、低スペックPCで操作できる?
BF1は最低動作環境以下の低スペックPCや、グラボなしのPCでは操作はもちろん、起動さえできません。
元々高いスペックを必要とするゲームなので、低スペックやグラボなしのPCでは起動できれば奇跡です。
プレイは当然できないので、低スペックPCやグラボのないPCでBF1をプレイすることは諦めてください。
BF1をプレイするには2019年の時点でミドルスペック以上の性能を持つゲーミングPCが必要です。
BF1におすすめのゲーミングPCはこれ!
BF1を快適にプレイするには、ミドルスペック以上の性能を持つPCを用意する必要があります。
一番かんたんなのがゲーミングPCを用意することで、BTOと言われるPCショップが販売するPCがコストパフォーマンスが良いのでおすすめです。
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Ryzen 2700XとGTX1660Tiを搭載したコストパフォーマンスの高いゲーミングPCです。
BF1を快適にプレイするのに必要な性能を持ちながら、低価格なPCなので初めてのゲーミングPCとしてもおすすめです。
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第9世代CPUCore i7-9750HとGeForceGTX1660Ti搭載の強力なゲーミングノートです。
画面が17.3インチと広く、設定次第ではフレームレート120FPSでBF1がプレイできます。
まとめ
BF1を快適にプレイするには、CPUに第8世代以降のCore i5以上、またはRyzen5以上のコア数の多いCPUが必要です。
グラボもGeForcrGTX1060以上の高い性能を持つGPUが必要になります。
グラフィックの設定を下げればミドルスペック帯のPCでもプレイは可能ですが、場面によってはラグが起きる事もあります。
BFシリーズは元々重いゲームなので、PC性能が高ければ高いほど快適なプレイが可能です。
CPUの性能もGPUの性能も求められるゲームなので、最高の環境を求めるのならハイスペックのゲーミングPC以外の選択肢がありません。
画質を妥協できるのなら、ミドルスペック帯のゲーミングPCでも快適にプレイできます。
PC環境は予算によって大きく変化するので、予算内で選択できる最高性能のPCを購入してください。
PCの知識がなく分からないときは、手軽でコストパフォーマンスも良いPCショップが販売するゲーミングPCがおすすめです。