MMORPGのなかでも高いPCスペックを要求するネットゲームであるファイナルファンタジーXIV、略してFF14。
まともにプレイするには、ミドルクラス帯の中でも上位の性能にあたる推奨スペックを満たしたPCが必要になります。
FF14は、ほぼゲーミングPC以外では動作が難しく、低スペックPCやグラボなしPCではプレイができません。
新アップデートである漆黒の反逆者が登場してから、さらに必要環境が上がっているので快適なプレイを求めるには予算と選択が必要です。
公式サイト:FF14
もくじ
FF14の必要動作&推奨スペックは?
公式が発表しているFF14の必要動作スペックは、以下の通りです。
CPU | Intel Core i5 2.4Ghz |
GPU | NVIDIA GeForce GTX750 / AMD Radeon R7 260X |
メモリ | 4GB |
HDD | 60GB以上の空き容量 |
CPUはインテル製Core i5シリーズで2.4Ghz以上のクロックを持つCPUが指定されています。
2.4Ghz以上のクロックを持つCore i5はデスクトップ向けのものに限ると、Core i5-750が事実上の最低ラインCPUになります。
Core i5-750はインテルのCore iシリーズのなかでは第1世代と言われるもので、2009年に登場したCPUです。
初めて登場したCore iシリーズの中でも性能が高めのCPUでしたが、今となってはかなり厳しい性能です。
公式が発表している情報なので、今となっては非力なCore i5-750でもFF14はプレイできます。
とは言え、快適なプレイからは程遠いもので、画面サイズは1280×720と小さく、画質設定も最低になります。
画面がとても小さいので、まともにプレイできる環境からは程遠い状態です。
また、快適なプレイの目安になるフレームレートも安定せず、目安となる60FPS以下になります。
最低動作環境として上げられていますが、FF14をまともにプレイしようと思うのなら性能が全く足りていない論外と言えるCPUです。
AMD製のCPUは公式では発表されていませんが、Core i5-750とほぼ同等の性能を持つのはA8-5500です。
A8-5500も今では非力なCPUで、画面サイズ1280×720、画質設定は最低でのプレイになります。
Core i5-750と同じく、FF14をプレイするには論外と言えるCPUです。
GPUはGeForce GTX750とRadeon R7 260Xが指定されています。
どちらも最低環境として指定されてはいますが、FF14を快適にプレイできるほどの性能はありません。
GeForce GTX750は2014年に発売されたGPUで、その性能は現行のGeForceの中でも最低性能であるGTX1050以下です。
2Dゲームであれば問題ない性能ですが、FF14のような3Dゲームには全く性能が足りません。
グラフィック設定を最低にしてようやくFF14がプレイできますが、動作が重いので機敏な操作が出来ません。
ラグやフレームレートの落ち込みも頻繁に起こるので、プレイはできてもクエストのクリアはかなり厳しくなります。
Radeon R7 260Xは2013年に登場した、当時のGPUのなかでも下位モデルにあたるものです。
性能はGTX750とほぼ同等なので、Radeon R7 260XもFF14のプレイには向いていません。
メモリは4BGが最低ラインですが、FF14は64bitのwindowsでしか動作しないので、ありえない数字です。
64bitのwindows自体がメモリ8GBでも厳しくなってきている現状で、4GBのメモリでFF14をプレイしようとするのは論外と言えます。
プレイはできますが、読み込みなどが頻発してまともな動作は期待できません。
スキルの発動などで読み込みが起こり、ラグとして現れるので気づいたらHPが0になっている可能性も十分にあります。
最低動作環境として発表されているPC性能は、FF14がプレイできても、楽しめるプレイが保証されているわけではありません。
プレイしようと思えば可能ですが、快適なプレイはまず無理で、まともなプレイさえも危うい環境です。
FF14の様に1ミスがパーティーの全滅を招くゲームで、最低動作環境でのプレイは絶対におすすめできません。
特に野良パーティで参加する場合は、パーティメンバーの足を引っ張る事になりかねないので、最低環境でのプレイは避けるべきです。
FF14を快適にプレイするには、公式が発表している推奨環境が最低ラインになります。
公式が発表しているFF14の推奨動作スペックは、以下の通りです。
CPU | Intel Core i7 3Ghz |
GPU | NVIDIA GeForce GTX970 / AMD Radeon RX 480 |
メモリ | 8GB |
HDD | 60GB以上の空き容量 |
CPUにインテルのCore i7 3Ghzが指定されていますが、一番古いもので第1世代Core i7-880が相当します。
ただ、現実的にはCore i7-880は推奨スペックとは言えないCPUです。
Core i7-880では、GPUとして指定されているGeForce GTX970やRadeon RX 480の性能を引き出せません。
GPUを挿すPCI-Eの仕様も違うため、現実的には第4世代以降のCore i7が必要になります。
具体的にはCore i7-4770以降のクロックが3Ghz以上あるCore i7またはCore i9が選択肢です。
AMD製CPUの場合は、RYZEN7、またはRYZEN9が選択肢になります。
最新の第3世代RYZENであれば、RYZEN5もFF14を快適にプレイできる性能を持ちます。
価格次第では第2世代のRYZEN5でも問題ありません。
GPUはGeForce GTX970とRadeon RX 480が指定されています。
GeForce GTX970は現行品でで言えばGTX1060とほぼ同じ性能を持っています。
少し前までは価格が安くなったGTX970をGTX1060の代用品として使う選択もありました。
現在はGTX1060よりもGTX1660Tiが性能が上で価格も安いので、現実的な選択肢になります。
Radeon RX 480は一時期「例のグラボ」として大量に中古が出回ったもので、GTX1060より少し性能が落ちる性能です。
PCの知識があればRX580にグレードアップできますが、現在ではRX480を選ぶよりは、RX590を選択するほうが価格面で現実的です。
推奨スペックをもつPCであれば、画面サイズが1920×1080で画質も中程度であれば快適にFF14がプレイできます。
FF14の快適プレイを叶えるPCスペックは?
FF14を快適にプレイするために必要なPCスペックの目安は、以下の通りです。
CPU | Intel Core i9 9900(K) / AMD RYZEN 7 3700X |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2070 / AMD Radeon RX 5700 |
メモリ | 16GB以上 |
HDD | 250GB以上 |
グラボは?
NVIDIAの場合は、価格は高めですが性能を見るとコストパフォーマンスが高いと言われるGeForce RTX2070がおすすめです。
ハイエンド帯に近い性能で、どんなゲームでも快適に動作させることができます。
FF14の場合は、最高画質でも問題なく快適なプレイが実現する性能です。
AMDの場合は、最新のRadeon RX 5700がおすすめです。
性能はGTX1080とほぼ同等ありながら、価格が安いという利点があります。
GTX1080はRTX2070と性能が変わらないので、実質的にRTX2070よりも低価格でRTX2070と同等のGPUが購入できます。
RTX2070が予算の問題で選択できない場合の代わりとしても優秀です。
CPUは?
CPUはインテルであればCore i9-9900または9900Kがおすすめです。
Core iシリーズの中でも最新の第9世代ハイエンドCPUであり、価格も高めですが確実にFF14を快適にプレイできます。
第9世代Core i7でも良いのですが、第9世代からi9以外のCPUはハイパースレッディングが使えなくなりました。
コストパフォーマンス的にi7を選択するよりは、予算を増やしてi9を選択したほうが良いので、i9を目安としています。
妥協する場合は、第9世代のi7-9700K、Core i5-9400Fや第8世代のi7-8800Kなどが選択肢になります。
AMD製の場合は、第3世代RYZEN 7 3700Xがおすすめです。
Core iシリーズよりも性能が少し劣りますが、低価格でFF14を快適にプレイできる性能を持っています。
予算の問題でCore iシリーズを選択できない場合にも、選択肢になりえるCPUです。
妥協する場合は価格次第ですが、RYZEN 5 3600またはRYZEN 5 3600Xも選択肢になります。
メモリは?
16GB以上の搭載があれば問題ありません。
予算に余裕があれば32GBにしておくとラグの抑制になります。
SSDは?
SATA接続の250GB以上がおすすめです。
予算に余裕があれば読み書きの早いM.2規格のSSDでも良いのですが、体感できるほどの大きな違いはでません。
SATA接続のSSDは価格が落ちているので、大容量のものでも安価です。
特にこだわりがなければ、SATA接続のSSDを選んでおけば問題ありません。
FF14はグラボなし、低スペックPCで操作できる?
FF14はグラボなしPCや低スペックPCではプレイできません。
高いPCスペックを必要とするため、非力なPCでは起動すら出来ない可能性があります。
運良く起動したとしても、公式が発表しているスペック以下であれば操作もままならない状態になります。
元々高スペックを必要とするゲームなので、PCスペックが足りないPCでは何も出来ません。
FF14を快適にプレイしたいのなら、BTOとして販売されているゲーミングPCを選択すると、安くFF14がプレイできるPCが購入できます。
FF14におすすめのゲーミングPCはこれ!
FF14は推奨ゲーミングPCがPCショップで販売されているので、これを選べば快適にプレイできます。
FF14推奨ゲーミングPCは性能が高いので、他のゲームも快適にプレイすることが可能です。
デスクトップPCなら ドスパラ FF14推奨パソコン GALLERIA XF
FF14公式の推奨パソコンで、Core i7-8700とGeForceRTX2070を搭載しています。
公式の推奨ゲーミングPCなので、FF14を快適にプレイすることができるPCです。
※後継機モデルはこちら↓
ノートPCなら ツクモ G-GEAR note N1587J
Core i7-8750HとGeForceRTX2070搭載のハイスペックゲーミングノートPCです。
液晶が144Hz駆動なので、性能を生かしてFF14を144FPSでプレイすることもできます。
公式サイト※完売
まとめ
FF14を快適にプレイするには、ミドルスペックからハイエンド帯の高性能ゲーミングPCが必要です。
高い性能であればあるほど快適さが増しますが、選択次第では予算を抑えた妥協をしても、快適なプレイが可能です。
公式発表の最低動作環境では、まともなプレイはできないので、最低でも推奨環境のPCを必要とします。
2019年はAMDから第3世代RYZENや新Radeonが良い性能でありながら価格が安いので、低予算でも十分な性能のPCが購入できます。
グラボなしPCや公式発表の最低環境以下である低スペックPCでは、プレイできません。
最新の拡張パッケージである漆黒の反逆者から推奨スペックが変わっているので、できるだけ高い性能のPCを用意した方が、FF14を長く楽しめます。