5VS5の屋内戦が主体のRAINBOW SIX SIEGE。魔がいのでR6Sと略されるこのゲームは、大会も開かれているほど人気を誇ります。
プロゲーマーチームも存在するゲームで、現在は対人戦e-SPORTSの代表格でもあります。
FPSでありながら戦略性が必要なゲームなので難易度は高めですが、慣れてしまえば長く楽しめる良質のゲームです。
競技性の高いゲームなので、操作性に悪影響の出るグラボなしPCや低スペックPCでのプレイはおすすめできません。
一瞬の判断で勝敗が決るゲームなので、推奨スペック以上のゲーミングPCでのプレイが基本になります。
公式サイト:R6S
もくじ
R6Sの必要動作&推奨スペックは?
R6Sの公式が発表しているプレイに必要なPCの最低環境は、以下の通りです。
CPU:Intel Core i3 560 / AMD PhenomⅡ X4 945
GPU:NVIDIA GeForce GTX 460 / AMD Radeon HD 5870
メモリ:6GB
バトルロワイヤルなどのFPSやTPSとは違い、マップが屋内とその周辺のみなのでさほど高いスペックを要求していません。
CPUにi3-560が指定されていますが、Core iシリーズの第一世代にあたるCPUで、今となっては性能が足りないCPUです。
R6Sのプレイにおいてもそれは同じで、プレイ自体はできますが画質を最低にする、画面サイズを最小にするといった制限が加わります。
フレームレートにも影響がでるため、R6Sでは重要なエイムの制御なども難しくなります。
敵を発見した場合の対応も遅くなるので、接敵したときの戦闘では撃ち負けることになります。
一度死んでしまうと次のマッチまで何も出来ないので、PC環境によるプレイへの悪影響は、チームメンバーにも迷惑をかけてしまいます。
PhenomⅡ X4 945も旧世代のCPUで、R6Sのプレイには性能不足です。
AMDのCPUとしてはCore iシリーズよりもコア数が多く、現在のAMD製CPUにも影響を及ぼした低価格高性能CPUです。
現在ではゲーム用には向かないCPUで、R6Sのプレイは出来ますが、快適なプレイはできません。
PhenomⅡ X4 945も、画質最低、画面サイズ最小でようやく遊べる程度です。
最小動作環境であるCore i3 560もPhenomⅡ X4 945も、フレームレートの維持ができません。
R6Sを快適に遊ぶには、フレームレートが60FPS以上必要です。
60FPSを下回ると、操作性が低下して瞬時の判断ができても、操作が追いつかずに撃ち負けてしまいます。
倒されるとリスポーンができないので、PC性能に問題のある状態でのプレイは勝つことが難しく、チームの敗北の原因になることもあります。
GPUもR6Sをプレイできるとは言え、大きな制限を受けるのでおすすめできません。
公式で最小環境としているGPUは、GeForce GTX 460とRadeon HD 5870です。
GeForce GTX 460は現在主流となっているGTXシリーズのローエンドにあたるGeForce GT 1030以下の性能です。
古い3Dゲームや2Dゲームであればまだ使えますが、現在の3Dゲームのプレイには性能が足りません。
公式の指定なのでR6Sのプレイは可能ですが、フルHD表示や60FPSの維持ができず、ゲームの勝敗にも悪い影響を及ぼします。
Radeon HD 5870も同じく性能不足により、フルHD表示もできず、60FPSの維持も期待できません。
GeForce GT 1030よりも性能が上なので、GeForceGTX 460を使うよりは多少環境が良いと言えますが、プレイ自体は制限を受けます。
これらのCPUやGPUを搭載するPCでR6Sをプレイする場合は、シングルモードのテロハントがギリギリのラインです。
マルチプレイではラグやFPSの低下、操作性の悪化などでストレスの溜まるプレイを強いられます。
現在ではほぼ使い道のない低スペックPCなので、R6Sを楽しむプレイは期待できません。
搭載メモリは6GBが指定されていますが、R6Sは64BitのWindowsでしか動かないので、6GBというのは論外です。
R6SはプラットフォームがSteamとUplayの2種類がありますが、どちらも一定量のメモリ消費があります。
また、Steam版はR6S起動時にUplayも起動するため、さらにメモリ消費が増えます。
64bitWindows もメモリを多く使用するため、6GBではメモリ不足が起こりラグが発生します。
公式の最小動作環境は、プレイはできても快適で楽しめるゲームプレイはほぼ出来ない性能です。
快適なプレイを望むのであれば、公式発表の推奨スペック以上の性能をもつPCが必要になります。
R6Sの公式が発表しているプレイに必要なPCの推奨環境は、以下の通りです。
CPU:Intel Core i5-2500K / AMD FX-8120
GPU:NVIDIA GeForce GTX 670 / GTX 760 / GTX 960 / AMD Radeon HD 7970 / R9 280x / R9 380 / Fury X
メモリ:8GB
CPUにインテルの第2世代i5-2500Kと、AMDのFX-8120が指定されています。
現在では性能の低いCPUで、性能自体は悪くないとは言えゲームに使うには厳しくなりつつあります。
快適なプレイを楽しむための最低ラインCPUと言えますが、現実的な快適さを求めるには性能不足です。
第4世代Core i7、または第1世代Ryzen 3がR6Sを快適にプレイできる現実的な最低ラインの目安です。
GPUは GeForce GTX 670以上、Radeon HD 7970が必要とされています。
指定が幅広いのですが、この中でR6Sを快適にプレイするために必要な性能の目安となるのは、 GTX 960と R9 380です。
GeForce GTX 960と Radeon R9 380は、現行のミドルスペックにあたるGeForce1060とほぼ同じ性能です。
ベンチマークでは40FPS程度にまで落ちる事もありますが、ゲーム中にこまる事はありません。
これらの目安となるCPUやGPUは、すでに型落ちとなっているものばかりです。
今からR6Sを快適にプレイできるPCを新しく購入するなら、現行品に置き換える事になります。
R6Sの快適プレイを叶えるPCスペックは?
R6Sを快適にプレイするために必要なPCスペックの目安は、以下の通りです。
CPU:Intel Core i5-9600K / AMD Ryzen 5 3600X
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB / Radeon RX 5700
メモリ:8GB
あくまで目安ですが、R6Sはあまり高い性能を必要としないので、価格次第では別の選択肢もあります。
高性能PCであればさらに快適なプレイができますが、目安の性能であれば問題なくR6Sのプレイが可能です。
グラボは?
GeForce GTX 1060 6GBまたはRadeon RX 5700を目安としています。
NVIDIAのGPUはGTX1060が価格と性能面で良い選択になります。
GTX1060は3GB版もありますが、6GB版のほうが安定するので、6GB版がおすすめです。
ミドルスペック帯のGPUとしては定番ですが、少し予算を増やして GeForce GTX 1660Tiにするとさらに快適なプレイが可能です。
予算を多く用意できるのなら、ハイスペック帯の中で一番コストパフォーマンスの高いRTX2070がおすすめです。
少々高価ですが、R6S以外のゲームでも快適にプレイできます。
AMDのGPUは、最新のRadeon RX 5700がおすすめです。
性能はGTX1080とほぼ同等ですが、価格がほぼ同じ性能のRTX2070よりも安いので、低予算で高性能なPCを求めるときに最適です。
今の所AMD製のGPUはRadeon RX 5700が価格面でも性能面でも最適です。
予算を抑えたいのなら、GTX1060と同等の性能があるRX580またはRX590が選択肢になります。
CPUは?
Intel Core i5-9600KまたはAMD Ryzen 5 3600Xが目安です。
インテルのCPUは第9世代を目安にしていますが、第8世代でも問題ありません。
i7のほうがより高性能ですが、第9世代のCPUを選択するときはi5で十分です。
AMDのCPUは第3世代Ryzen 5がおすすめです。
価格がインテルのCPUよりはるかに安く、性能面でインテルのCPUを超えるというベンチマークも出ています。
予算があれば第3世代のRyzen7やRyzen9にすると、より快適なプレイが可能になります。
メモリは?
R6Sは8GBあれば十分ですが、予算に余裕があれば16GBまで増設するとラグの発生を抑制します。
メモリは多くても特にデメリットがないので、余裕があれば32GBにしてしまうのも良い選択です。
SSDは?
R6SはHDDでも問題ありませんが、SSDにすると読み込みが早くなります。
SSDを付ける場合は250GB以上の容量が最低ラインです。
規格は価格の安いSATAで十分ですが、予算があればより読み込みの早いM.2規格でも快適にプレイできます。
R6Sはグラボなし、低スペックPCで操作できる?
R6SはグラボなしのPCや、低スペックのでPCでプレイ出来ないことはありません。
公式指定の最小環境が低スペックと言える構成で、グラボがない場合でも性能の良い内蔵GPUを持つCPUであればプレイできます。
RYZEN 5 2400Gのような高性能内蔵GPU をもっているCPUなら、グラボがなくてもR6Sをプレイできる可能性があります。
搭載メモリが十分にあれば、グラボなしでもR6Sをプレイできますが、グラボなしのPCでのプレイはおすすめできません。
低スペックPCでは満足なプレイは難しく、グラボなしPCでも一部の高性能PCでなければR6Sのプレイができません。
また、内蔵GPU自体がゲーム用途には向いていないので、快適なプレイは期待出来ません。
快適にR6Sをプレイしたいのなら、ミドルスペック以上のゲーミングPCが必要になります。
R6SにおすすめのゲーミングPCはこれ!
快適なR6Sのプレイは、PCショップが販売しているゲーミングPCが最適です。
予算に応じて構成を変更できるので、低予算でもR6Sを快適にプレイできる性能のPCを購入できます。
デスクトップPCならツクモ G-GEAR GA5A-I193/XT
https://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/game/2019/GA5A-I193XT.html
第3世代Ryzen 5 3600とGTX1660を搭載したエントリーモデルゲーミングPCです。
高い性能を持ちますが、Ryzenを搭載することで価格も抑えられています。
R6Sを快適にプレイするには十分な性能です。
ノートPCならドスパラ GALLERIA GCR1660TGF-E
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&tc=143&ft=&mc=8793&sn=0
ミドルスペック帯のゲーミングノートPCです。
CPUは第9世代Core i7-9750H、GPUにはGeForceGTX1660Tiが搭載されています。
ノートPCとしては高い性能をもち、R6Sを快適にプレイできます。
まとめ
R6Sを快適にプレイするには、ミドルスペック以上のゲーミングPCが必要です。
グラボなしのPCや低スペックPCでのプレイができる可能性もありますが、操作性や画面の大きさに制限がかかるため。R6Sのプレイには向きません。
チームでの対人戦がメインのゲームなので、低スペックのPCやグラボなしのPCでは勝つことが難しく、ストレスの溜まるゲームになります。
R6Sはさほど高いPC性能を必要としないので、価格が安めのミドルスペックゲーミングPCでも快適に動作します。
性能が高ければより快適なプレイができるので、予算内で購入できる範囲で最高のものを選んでください。