The Elder ScrollsシリーズのVのナンバリングを得て、2011年に発売されて以降、更にパワーアップにパワーアップを重ねて、2016年にThe Elder Scrolls V: Skyrim Special Editionが発売されました。
2020年となった今でも人気の色あせないゲームです。その人気の秘訣としては、多数のMODを導入することができ、自分好みのゲームにできることが挙げられます。
これはPC版の特権とも言えるべきところなので、PCを購入するきっかけにもなる重要な要素です。
今回は、このThe Elder Scrolls V: Skyrim(以降スカイリム)を楽しむことができる推奨スペックを満たしたオススメのゲーミングPCを紹介いたします。
BTOPCショップ内でもスカイリム推奨PCという項目が出てくることもありますが、数年前の構成のまま停止していることもあるので、この記事で紹介するゲーミングPCを購入していただいた方が後悔しないPCを購入することができます。
また、スカイリムは、グラボ無しのPCでも動くのか?という疑問にもお答えします。

公式サイト:スカイリム
もくじ
スカイリムの必要動作&推奨スペックは?
まず、どんなゲーミングPCをオススメするか?という話の前に、スカイリムの公表されている最新の推奨スペックを書いていきます。
最低動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 7/8.1/10 (64-bit Version) | |
CPU | Intel i5-750またはAMD Phenom II X4-945 | Intel i5-2400またはAMD FX-8320 |
メモリ | 8GB | |
グラボ | NVIDIA GTX GeForce 470またはAMD RADEON HD 7870 | NVIDIA GeForce GTX 780 または、AMD RADEON R9 290 |
ストレージ | 12GB |
推奨環境はMOD等を入れずにまっさらなスカイリムを楽しむための推奨環境になります。MODを入れるとなるとこのスペックでは必要十分とは言えません。
また2018年にはVRにも対応したVRバージョンも発売されております。VR推奨スペックも満たしていた方が、よりSkyrim を楽しく遊ぶことができます。
VR推奨環境 | |
OS | Windows 10 (64-bit Version) |
CPU | Intel Core i7-4790 または AMD Ryzen 5 1500X |
メモリ | 8GB |
グラボ | Nvidia GeForce GTX 1070 または、AMD RX Vega 56 |
ストレージ | 15GB |
VRバージョンの推奨環境を満たしていればMODをある程度導入していても対応可能です。
ただしMODにも色々と種類があり、とくにキャラクターや背景や天候等をグラフィックアップするMODを導入するとPCに与える負荷も途端に高くなります。こういったMODを導入するならばグラボの性能も高いものを選ぶ必要があります。
スカイリムの快適プレイを叶えるPCスペックは?
それでは、スカイリムを楽しむためにオススメのゲーミングPCを紹介する前に、どんなパーツを使ったPCが良いのか?ということをパーツ毎に紹介していきます。
グラボは?
グラボは、MODを導入することを考えなければ、VR推奨環境を満たすグラボでも十分です。GTX1070は最近のグラボで言えばRTX2060の性能で十分満たしております。
ただしMODを入れるとなると、更にグラボのスペックアップはしておいた方が動作に安定感が出てきますので、お金に余裕があるならばRTX2070以上のグラボを積んだゲーミングPCを購入しておくべきです。
CPUは?
CPUは、グラボの性能を受け止められるCPUでなければ意味がありません。
RTX2060を組み込んだゲーミングPCであれば、CPUも相応のCPUで結構です。Intel製ならばCore i5-10400で、AMD製ならばRyzen 5 3500で良いでしょう。
しかし、グラボもスペックアップするならば、CPUの性能も上げておかねばボトルネックというグラボの性能を活かしきれない現象が起こってしまいます。
グラボばかり良い物を購入しても、脳であるCPUの性能がついていかなければ折角グラボが描いたグラフィックも無駄になります。RTX2080やRTX2080Tiの様なハイエンドグラボを組み込むPCであればCPUもCore i9-10900KやRyzen 9 3900XといったCPUを使うべきです。
メモリは?
メモリは最低限の性能が無いと、フレームレートが極端に下がり、カクカクな描画、もしくは水の中にいるようなスローモーション映像になってしまいます。
最悪フリーズしてしまうので、2020年現在であれば16GB以上のメモリは組み込みたいところです。また、16GBのメモリも1枚で16GBよりも、デュアルチャンネルという作業効率の上がる8GBを2枚挿しにした状態のメモリ構成になっているものがオススメです。
もし32GBメモリにするなら16GB×2枚挿しのものをオススメします。デュアルチャンネルは同じ水を出すならば蛇口2口の方が効率が良いという説明が良くされております。
ならば蛇口4つの方が良いのでは?という疑問もあると思いますが、4枚挿しのクアッドチャンネルに対応するものは、クリエイター向けやサーバー向けのPCで使われるようなCPUとマザーボードでしか対応しておりません。値段も跳ね上がりますし、ゲーミングPCではそこまでのメモリ性能は不要です。
SSDは?
SSDはMODを沢山入れるとなるとデータ容量が必要になるので、なるべく大き目の容量のものをオススメします。また、SSDもSATA接続とNVMe接続のものがあり、NVMe接続の方が通信速度が速いのでローディングが速くなります。
最近のゲーミングPCであればメインストレージはNVMe接続のものになっているので心配はありません。容量もスカリムを遊ぶだけなら512GB以上のもので十分です。他のゲームも遊ぶとなればSSDやHDDの増設も考えた方が良いでしょう。
また、細かいところまで気にするのであれば、マザーボードの型式や電源まで拘り、更にPC内部のファンの形状も空冷か水冷かといったところも気にしても良いでしょう。
ただし、そこまで気にするのは、30万円近いゲーミングPCを購入することになってからで結構です。常時最大負荷でゲーミングPCを稼働するような人でなければ、そこまで気を使う必要は無いです。
また、後々にPCを拡張する予定があるという人は、マザーボードは良いものを使っていた方が、後のPCパーツの交換の際にマザーボードごと交換する必要まで出てきませんので交換によるPCの延命費用が安くすみます。
スカイリムはグラボなし、低スペックPCで操作できる?
スカイリムはグラボの無いPCでも遊べるか?という疑問ですが、グラボ機能を搭載しているCPUを使っているPCであればMOD等を導入しないと考えれば十分遊べます。
しかし、MODを導入しないということになるとPC版で遊ぶ必要性が感じられません。PC版だからこその遊びをスカイリムでするのであれば、グラボは最低限欲しいパーツです。
MODを導入できた方がスカイリムを遊ぶモチベーションも上がりますので、グラボ無しのPCはオススメしません。
スカイリムにおすすめのゲーミングPCはこれ!
以上のことを踏まえて、スカイリムを遊ぶためにオススメのゲーミングPCを紹介いたします。VR推奨環境を満たし、MODも導入することを考えてのオススメのゲーミングPCを紹介いたします。
デスクトップPCならガレリア XA7C-R70S RTX2070Super搭載
グラボにRTX2070Supeを積んでおります。このグラボならVR推奨も満たし、ある程度のMODの負荷にも耐えることが可能です。
CPUもIntel製 Core i7-10700を積んでいますので、グラボの性能もしっかりと引き出すことが可能です。メモリもデュアルチャンネル16GB(2666MHz 8GB×2枚)を組み込んでいるので高いフレームレートでスカイリムを遊ぶことが可能です。
ストレージも512GB NVMe SSDなので、容量的にも性能的にも問題がありません。マザーボードもインテル H470を使用しております。拡張性もあるので別途PCパーツを購入してパワーアップも図れます。
※ガレリア XA7C-R70Sは販売終了。後継モデルは以下↓
ノートPCならガレリア GCL2070RGF
どうしても大きなデスクトップPCを部屋に置くことができない人や、ノートPCを持ち歩いて出張先等でスカイリムを遊びたい人にオススメするのは、このゲーミングノートPCです。
グラボもGeForce RTX 2070を積んでおり、CPUもCore i7-10750Hを使っております。メモリもデュアルチャンネル16GB(2666MHz 8GB×2枚)を組み込み、必要十分な性能です。
ただしノートPCは熱がこもりやすく、デスクトップPCよりも性能は少し落ちてしまいますので、あらかじめそのことは心に留めておいた方が後悔は少ないです。
また拡張性も無いので、型落ちになった場合延命が図れないところも覚悟しておくべきです。
しかし、最近はPCの性能も爆発的に上がってはおりませんので、このゲーミングノートPCを購入しておけば長期間使っていくことが可能です。
後々パワーアップさせるならライトニング AJ5 Minecraft Starter Collection同梱版
先ずは、それなりのゲーミングPCを購入してから、後にパーツ交換でパワーアップさせることを考えている人に向けてオススメしたいのがこのデスクトップPCです。
グラボもGeForce GTX 1660を積んでいて、CPUもRyzen 5 3500を使用しています。そこまで負荷の高く無いMODでしたら導入も可能です。メモリは8GBの1枚挿しになっているので、これはできれば2枚挿しに増設をすることをオススメします。
構成変更で+9千円くらいで行うことができます。またはバルク品のメモリで同等性能のものを買ってきても良いでしょう。取り付けの手間はありますが、安く済ませることができます。後のパーツ交換の練習にもなります。
マザーボードもAMD B450チップセットなので、AMDは互換性が高いので、後に高い性能のCPUへの交換も考えられます。あくまで、財布に余裕はないけど、少しでも早くスカイリムを遊びたい人向けにオススメするゲーミングPCです。
※後継機モデルはこちら↓
まとめ
スカイリムのPC版を遊ぶと言えば、やはりMOD無しでは考えられません。MODあってこそのPC版スカイリムなので、MODを沢山入れても負荷に耐えられるゲーミングPCを購入しておくべきです。
後でもっと性能の高いゲーミングPCを買っておけば良かったという後悔をすることがありません。ただし、費用的に苦しいものがあって、まずスカイリムを遊びたい、その後PCのパーツ交換でパワーアップさせたいという思いがあるのであれば、エントリーモデルのデスクトップPCを購入しておくというのも十分アリですが、パーツのことを良く考えないで、ただただ安いPCを購入してしまうと、後に購入したPCパーツが付けられないなんてこともありますので、気を付けた方が良いです。
スカイリムはMODを入れることで、無限に楽しむことができるゲームです。ちょっと値段が高いゲーミングPCを購入してもお釣りがくるくらい楽しむことができるでしょう。