2017年に発売した格闘ゲーム鉄拳シリーズの最新作である鉄拳7は、今もなおDLCの配信を継続しており、人気の格闘ゲームです。
爽快なヒット音と、派手なエフェクトが気持ちよく、更に美しいグラフィックと多数のキャラとコスチュームでファンの多い格闘ゲームです。
鉄拳7は家庭用ゲーム機でも発売されておりますが、なんと言ってもPC版は性能の良いゲーミングPCを使用することで安定したフレームレートと、高速なローディングという環境が得られます。
格闘ゲームを遊ぶ際には大変重要な事なので、今から鉄拳7を遊ぶというのなら俄然PC版がオススメです。
今回は、PC版鉄拳7を遊ぶ上で推奨スペックを満たした上で快適に遊べるゲーミングPCを紹介いたします。また、グラボの無いような低スペックPCで鉄拳7は遊ぶことができるのか?という素朴な疑問にもお答えいたします。
公式サイト:鉄拳7
もくじ
鉄拳7の必要動作&推奨スペックは?
公式から発表されているPC版鉄拳7の推奨スペックは下記のとおりです。
最低動作スペック
OS:Windows 7/8/10 (64-bit)
CPU:Intel Core i3-4160以上
メモリ:6GB
グラボ:NVIDIA GeForce GTX 660または750Ti以上
ストレージ容量:60GB
推奨動作スペック
OS:Windows 7/8/10 (64-bit)
CPU:Intel Core i5-4690以上
メモリ:8GB
グラボ:NVIDIA GeForce GTX 1060以上
ストレージ容量:60GB
表記されている推奨スペックについては、一世代より前のPCパーツが書かれているので、今のパーツ表記に直しますと、CPUについては、intel製であれば、Core i5 10400以上のCPUをAMD製であれば、Ryzen 5 3500以上のCPUを使用したゲーミングPCを選ぶと良いでしょう。
グラボについては、GTX1660以上のグラボを組み込んだものが望ましいです。メモリについては、推奨が8GB以上になっているので、8GB以上組み込んでいるものを選びましょう。
しかし、これはあくまでも公式が出している推奨であり、高画質設定で高いフレームレートを出すということではなく、あくまでこれだけのPCスペックがあれば、PC上で鉄拳7を遊ぶことができますよ。
というものなので、最低限満たしておきたい性能です。実際に快適に鉄拳7を遊ぶとなれば、もう少し高性能なパーツを組み込んだゲーミングPCが必要です。
鉄拳7の快適プレイを叶えるPCスペックは?
それでは、鉄拳7をより快適に遊べるゲーミングPCに必要なPCパーツを紹介いたします。
グラボは?
グラボについては、GTX1660以上と書きましたが、高画質設定で、フレームレート60FPS以上をキープすることを考えればRTX2070以上のグラボは必要です。
4Kという解像度で遊びたいというのであれば、お金に余裕があるならば、RTX2080Tiを組み込むか、今後発売されるRTX3000番台を待っても良いでしょう。
しかし、4Kでは、モニターの応答速度が速いものが少ないので、格闘ゲーム向きでは無いので、あまりオススメはしません。フルハイビジョン(1920×1080)のゲーミングモニターで応答速度が早いものを選ぶことを私はオススメいたします。
CPUは?
CPUについては、グラボの性能次第で変更することをオススメします。RTX2070を組み込むならintel製ならば、Core i7 10700以上をAMD製ならば、Ryzen 7 3700X以上を使用したPCをオススメします。
高い性能を持つグラボには高い性能を持つCPUを使わないとボトルネックという現象が起こり、せっかくグラボが描いたCGをCPUが処理できずに無駄にしてしまいます。
そんな無駄なことをしないために、グラボに合ったCPUを選ぶことが大切です。私も最初はグラボの性能が高ければなんとかなると思っていましたが、CPUの性能が低いと思ったほどフレームレートも伸びず、グラボの無駄遣いをしていた事がありますので、皆様はそうならないように、ご注意ください。
メモリは?
メモリについては一定以上の性能が無いと、ゲームの映像がカクカクになったり、まるで水中にいるかのようなスローモーションになってしまいます。
鉄拳を遊んでいるのに、まるでバーチャファイターの水中ステージで戦っているようになるので、単純に苦痛でしかありません。最低でも8GBは組み込んでおきたいです。
また、メモリは同じ性能のものを2枚挿すとデュアルチャンネルという技術で、理論上2倍(実質1.5倍)の性能を引き出すことができます。最近のCPUとマザーボードであれば、このデュアルチャンネル(2チャンネル)に対応しているものが殆どです。
同じ性能のメモリではない場合低い方の性能に合わせられるか、間の性能を取られてしまうので、メモリ2枚の性能は合わせるようにしましょう。よくメモリが同じモノが2枚セットで販売されているのは、このデュアルチャンネルによるものです。
メモリの性能は容量は勿論のこと、クロック数が高いものほど処理能力が高いので、クロック数の高いものを選びましょう。クロック数はDDR4の後に書かれている4桁の数字で把握できます。2666や3200と書かれていて、単位はMHzになります。
また、稀に21300や25600と書かれたものもありますが、これは2666や3200を8倍した数値なので、5桁の数字が書かれていたら8で割るとわかりやすいです。最近販売されているゲーミングPCはメモリ8GBのものを2枚使った16GBを搭載しているものがほとんどなので、ここは問題になることは少ないです。
SSDは?
鉄拳7のゲーム容量はDLCを含めてもそこまで高いものではないので、500GBの容量があれば十分対応可能です。
また、格闘ゲームはローディングが早いほうがスムーズにゲーム進行ができるので、読み書き速度の高速なNVMe接続のSSDを使用したゲーミングPCがオススメです。
マザーボードは?
マザーボードは各パーツを繋ぐ中枢神経の様な役割をしています。特にチップセットの性能が良いものを選ぶと処理能力が向上して、より快適に鉄拳7を遊ぶことができます。
intel製のチップセットであれば、Z490、H470、B460といったチップセットを使ったマザーボードをAMD製であれば、X570やB550とあったチップセットを使ったゲーミングPCをオススメします。ちなみに、Z490とX570がより高性能なマザーボードです。
電源は?
電源については、最近のゲーミングPCに使用されているものは効率80%以上が保証されている80PLUS認証を受けているものがほとんどです。
80PLUS認証には一番高いクラスのPLATINUMから一番低いSTANDARDクラスまで存在します。ハイスペックな性能のグラボやCPUを使うならばSILVERかGOLDクラス以上の電源を使用すると発熱を抑えられて、バーツの性能の向上に繋がります。
鉄拳7はグラボなし、低スペックPCで操作できる?
鉄拳7はグラボが無いようなPCで遊ぶことができるのか?ということですが、完全にクラボ機能が無いようなPCでは遊ぶことはできません。
鉄拳7の様な3DCGを使うゲームにグラボは必要不可欠な存在です。とてもじゃありませんがクラボの無いPCでは、まず起動するかどうかすら怪しいです。
また、グラボ機能を搭載するCPUを使ったPCもありますが、快適かというと、フレームレートは低くなるので、そういったPCで遊ぶのであれば家庭用ゲーム機で良いのではないか?という疑問が生じてしまいます。
最新のRyzen 4000番台APU(グラボ機能を持ったCPUのこと)を搭載するPCだったら快適に遊べる可能性もありますが、鉄拳7を遊ぶために敢えて、そのPCを選ぶ必要があるか?というと疑問が残ります。鉄拳7を低スペックPCで遊ぶことはオススメ致しません。
鉄拳7におすすめのゲーミングPCはこれ!
以上のことを踏まえたうえで、鉄拳7におすすめのゲーミングPCを紹介いたします。
デスクトップPCならガレリア XA7C-R70S RTX2070Super搭載
グラボにRTX2070Superを組み込んでいるので、鉄拳7を高画質設定にしても安定した動作が得られます。そしてCPUもCore i7-10700を使用しておりますので、十分なフレームレートを維持できます。
メモリもクロック数2,666MHzの8GBを2枚使用したデュアルチャンネルになっていますので、よりフレームレートを高く維持することができます。メインストレージもNVMe接続の512GBのSSDなので、容量的にも十分です。
もし不足することがあれば、今ならHDDの単価もお安くなっていますのでHDDを買い足すと良いでしょう。そして、マザーボードはH470のチップセットを使用しているので、後々にパーツをパワーアップさせる際にも対応できるでしょう。
電源は650W 静音電源 (80PLUS BRONZE)を使用しております。格闘ゲームでそこまでグラボやCPUを酷使する動作をするとは考えらませんので、この電源で十分だと思います。このゲーミングPCがあれば、鉄拳7を快適に楽しむことが可能です。
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=&mc=9373&sn=4013
ノートPCならガレリア GCL2070RGF
ノートPCは、どうしても薄い構造ゆえにデスクトップPCに比べて発熱の関係上、同じようなパーツを使っても性能が劣ってしまいますが、このゲーミングノートPCであれば、グラボもGeForce RTX 2070を組み込み、CPUはCore i7-10750Hを使用しており、グラボの性能も十分活かせます。
メモリもクロック数2,666MHzの8GBを2枚使用したデュアルチャンネルになっていますので、こちらもフレームレートを高く維持することができます。メインストレージもNVMe接続の1TBのSSDなので、容量的にも十分です。
ノートPCは慣れていない人からしたらストレージ交換することも怖いことだと思いますので、容量が多い方が良いでしょう。ノートPCは持ち歩くことを考えるので無線LANのネット接続も重要です。
Wi-Fi 6にも対応しているので、Wi-Fi 6対応のルーターを購入すれば、ネット回線も安定するので、対戦でラグを心配することが無くなります。対戦格闘ゲームでは、インターネット回線の速度も重要な要素です。
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まとめ
発売から3年以上経過している格闘ゲームである鉄拳7ですが、まだまだ楽しめるゲームです。とくにPCであれば、高速なローディングと高画質&高フレームレートで、より快適に遊ぶことができます。
一緒にアーケードスティックと高い応答速度を持つゲーミングモニターを購入すると、より快適に遊ぶことができます。モニターが変わるだけでこんなにも対戦で相手の攻撃が見えるようになるのか?と目から鱗が落ちる感動があります。
しかし、そのゲーミングモニターへ高いフレームレートで映像を映し出すのも高性能なゲーミングPCがあってこそのものなので、懐が許す限り高い性能をもつゲーミングPCを購入しておくことをオススメ致します。